鉄筋コンクリート造の外断熱工法とは
外断熱工法とは、構造躯体の外側に断熱層を設ける工法を言います。

特徴として、
・外側に断熱材が設けられる事から、その分、内断熱より、居住面積を大きくとれる。
・構造躯体を外の環境から保護出来る。
・構造熱橋を減じる事が出来る。
・内断熱より、建設費は、高い。

外断熱に用いられる主な断熱材の製品とその特徴
ネオマフォーム(旭化成建材):発砲フェノール(フェノール樹脂をHC発砲したもの)、断熱性は高い(0.017〜0.02Kcal/mh℃)、透湿抵抗、耐水性、耐火性(難燃材)、耐熱性、性能維持性などは十分である。

スタイロフォーム:発砲ポリスチレン、種類としてはJIS断熱性能1種から3種まであり、なかでも3種は断熱性が、高い。断熱性0.027〜0.038Kcal/mh℃。可燃材。コンクリートやモルタルとの接着性は実用上問題ない。

アキレスボード(アキレス):発砲ウレタン、断熱性は、高い。0.018Kcal/mh℃、可燃材。各種複合板がある。

フォームグラス:発砲ガラス、断熱性0.037Kcal/mh℃。黒色。不燃材。耐水、透湿抵抗、耐火耐熱、耐圧性能は、非常に高い。

ロックセルボード(フジ化成工業):発砲炭酸カルシウム、断熱性0.028Kcal/mh℃。不燃材。曲面加工可能。可とう性があることで、モルタル直塗りが支持金物なしで可能で、タイルの直張りも可能。透水抵抗も大きいので屋上などにおいて、断熱材自体を防止層とした外断熱工法が可能である。

グラスウールボード:グラスウール、断熱性0.03〜0.05Kcal/mh℃。不燃材。通気層を設けた外断熱工法とする。
  
外断熱工法の分類と特徴
1、通気層型:断熱材と外装材の間に通気層を設ける工法で、室内の水蒸気が躯体、断熱材を通して通気層から排水される。

2、
非通気層型:通気層を設けない工法。
躯体と断熱材と外装材が密着して工法で、外装材と断熱材が一体化された断熱複合パネルを取り付ける乾式工法と、断熱材を取り付けた後外装材としてモルタル等を塗る湿式工法がある。

3、二重壁型:コンクリートブロック、れんがなどを使い二重壁構造とした工法。
外断熱工法の施工方法
外断熱の施工面の分類では、先付けと後付けがある。
先付けは、先に外断熱パネルを取り付け、コンクリートを流すもの。そして後付けは、コンクリートが出来たところで、後から断熱材・外装材を施工するものである。

外断熱工法の商品
RCB外断熱工法
ロックセルボードを使用。これは、発砲炭酸カルシウム系発砲板である。先付け工法が可能。型枠は、必要。非通気層型。仕上げは塗装・タイル等、多様な外装仕上げが可能。

ロックセルボード自体が軽量。曲面の壁にも対応出来る。透水抵抗も大きいので屋上などにおいて、断熱材自体を防水層とした外断熱工法も可能。
http://www.new-breeze.org/rcb-soto/

EFE外断熱工法
後付け工法である。
湿式外断熱工法と乾式外断熱工法がある。

<湿式外断熱工法 >
断熱材(ビーズ法発砲ポリスチレン)を接着剤でコンクリート壁に接着させる。接着材は、プレミックスセメントアクリル樹脂系接着材で、接着性が高い。仕上げは塗装。

<乾式外断熱工法 WK-NoiMシステム>
断熱材はネオマフォームを使用。ブラケット金物で、通気層を作る。仕上げはタイルの他、サイディングが可能。

http://www.kouki.watahan.co.jp

アキレス外断熱工法
アキレスKDパネルを使用。これは、押出成形セメント板と硬質ウレタンフォームを組み合わせた断熱パネルである。先付け工法が可能で、外側の型枠代りにもなる。非通気層型。仕上げは塗装・タイル等、多様な外装仕上げが可能。
http://www.achiles