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給水配管

給水配管は、各設備に必要な流体を流動させる為のもので、管・管継手・バルブから配管が構成されます。管の形状は円形で、流体の種類、配管場所など用途に適した管の肉厚・材質、接続方法を用いています。管には下記のようなものがあります。

水道用亜鉛メッキ鋼管 配管用炭素鋼管(黒管)の内外面に、腐食防止のため亜鉛メッキを施した管
”水道用白管”と俗称される。静水頭100kgf/cu以下の給水配管に使用される。
水道用硬質塩化ビニル
ライニング鋼管
配管用炭素鋼管(黒管)の内外面に、腐食防止のため硬質塩化ビニルをライニングした管。5〜60℃の範囲で、静水頭100kgf/cu以下の給水配管に使用される。
水道用鉛管 の化学成分により、1種(純鉛管)・2種(合金鉛管)・3種(合金鉛管)の3種類に分類されます。鉛管は、”耐久性・加工性・屈曲性”がよく”施工・修理が容易”というメリットがありますが、一般の水道用管では配管工事のしにくい場所にしか用いません。鉛管の接合は、”はんだ接合”によります。
水道用硬質塩化ビニル管 塩化ビニル重合体を主体とした非金属管で、俗に”塩化ビニル管””塩ビ管”と言われる管です。”低価格・耐食性が大きい・軽い”といったメリットがあるため、
水道用ポリエチレン管 エチレンを主体とした重合体のポリエチレンを原料とした管。塩化ビニル管に比べ、”軽量・柔軟性に優れている・衝撃に強い”です。約90℃で軟化しますが、低温に強く-60℃で脆化しないので、寒冷地の給水管に適しています

管径”とは、管の直径(A)のことで、一般に”呼び径”をいい、右図に示すように管の内径を示します。
管の内径寸法(A)は、「mm(ミリ)」、「in(インチ)」の2つの単位で示されます。通常、日本では、「mm」単位を使用します。例えば、”呼び径100”というと、100φの鋼管ですが、実際に内径を測ると101.6mmあります。この鋼管はインチ単位でいうと、4inの鋼管ですから、4x25.4=101.6mmとなります(1in=25.4mm)。ですから、「mm」単位の場合、数字をまるめて表示しています。
このように、インチ単位を基準にしたわけは、明治時代に、ヤード・ポンド法を採用しているイギリスから工業技術が導入された歴史的背景があるためです。

最近、住宅・マンションなどで多く用いられる給水配管方法に「さや管ヘッダー工法」があります。建物の寿命(約50〜60年)に比較して、配管設備の寿命は15〜20年と短いことから、メンテナンスを考慮して考えられた工法です。
従来の配管工法 ・配管の交換は、内装(床・壁・天井)を壊さないとできないため、大変な作業となる。
・配管が錆びる。
・住宅の場合、硬質塩化ビニルライニング管や硬質塩化ビニル管の呼称20mmを使用。
さや管ヘッダー工法 ・配管の交換は、内装(床・壁・天井)を壊さないでできる。
・配管が錆びない。
・呼称10mmまたは13mmの細径を使用。

<さや管ヘッダー工法>
左図に示すように、中央のヘッダーから各水栓器具(洗面・便所など)に一対一で配管します。
また、下図に示すように配管も電気工事のごとく、さや管の中に可とう性の樹脂配管(架橋ポリエチレン管やポリブデン管)を挿入する工法です。水流の急激な閉止により管内圧力が上昇し、配管が動いて、「コン」とさや管にあたる音がする(軽いウオーターハンマー)ことがあるので、内部の樹脂配管に消音テープを巻く方法をとることもあります。
厨房・洗面所などシングルレバー水栓を使用する場合、上記のような軽いウオーターハンマー現象が生ずる可能性もあるので、シングルレバー水栓を使用する系統は、呼称13mmの管を使用した方がよいです。
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