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私たちの訴えと取組み
「六ヶ所村ラプソディーを上映する会」in阪南中央病院 より

 学習会報告 「核燃料deヒミツゴト  (2009年10月5日)
   9名が参加してくださいました。

 ・JCO臨界事故から10年 支援する会・東海村村会議員の相沢さんの話を聞いて

 1999年9月30日茨城県東海村で核燃料加工会社JCOが臨界事故を起こし、中性子線(放射線の一種)が20時間以上出続けました。350m圏内の住民161人が避難、10km圏内31万人の住民は屋内退避を強いられ、JCO作業員2名が被ばくにより死亡した日本原子力史上最悪の大事故です。
 
 当院のきずなの会会員でもある大泉夫妻が事故後、回復傾向にあった皮膚病の悪化や、PTSDとなった原因が、事故による影響だと認めてもらう裁判をしています。地裁・高裁では不当に敗訴。この9月24日、最高裁に上告理由書を提出。当院の佐藤医師と村田医師も、意見書を作成されています。

 10年経ってわかったこと、@東海村住民の意識が風化しているが、JCOの対応に腹を立てている住民もいる。A県の対応のひどさが明らかに。(健康調査のデータを求めると、最初は「ない」と言い、求め続けてやっとデータを出した。)B被害者の会に対するJCO側の交渉に誠意がなかったことが明らかに。(「脱会すれば誠意ある対応をする」という手紙と資料が10年経って相沢さんへ送られてきた)

 いかに一般市民がないがしろにされている事故なのかを再確認しました。県や国が私たちの健康や命を軽視できないよう、多くの市民の注目と運動が必要です。大泉さんの裁判を支援していきましょう。  (2009年10月8日)

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