◆ 六ヶ所村再処理工場とは ――― 全国の原発から集められる大量の放射能工場
青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場には、全国の原発から使い終わった燃料が集められます。原発の燃料はウランからできていますが、原発を運転していくうちに、プルトニウムという別の放射能やその他の様々な放射能に変化していきます。再処理工場は、この使用済み燃料からプルトニウムと燃え残りのウランを取り出し、別の燃料にしようとする工場です。プルトニウムとウラン以外の放射能は「高レベル放射能」といわれ、人間が近づくだけで死んでしまうほどの強烈な放射線を出しています。また、分離されたプルトニウムは半減期(放射能の強さが半分になる時間)が2万4千年というとんでもない長さです。21世紀に作られたプルトニウムは261世紀(?!)にやっと半分の強さになるというものです。
再処理工場は、放射能を分離するため、原発のウラン燃料をズタズタに切断し化学処理するため、原発とは比べものにならないような量の放射能が海や空に放出してしまいます。
再処理工場が動き出せば・・・海への汚染
三陸の海が危ない−海への放射能放出には濃度規制がない
再処理工場が動き出せば、沖合3q、深さ44mの放出口から、膨大な量の放射能が放出されます。放出される放射能は、プルトニウムやセシウム、ヨウ素等、年に4万7千人分の経口急性致死量に相当します。
海への放出には原発と違って濃度規制がないのです。濃度規制すれば運転できなくなるからです。政府公認で、それほどの毒物をまき散らすわけです。
岩手県の三陸沿岸は、世界三大漁場の一つと言われるほど、漁業や養殖が盛んです。養殖わかめは生産額で全国1位。2位の宮城県と合わせると三陸での生産量は全国の65%にも達しています。アワビの漁獲高は全国1位、ウニやさけは全国2位です。
六カ所ラプソディ公式サイト
http://www.rokkasho-rhapsody.com/index2
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