阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張




いのちと健康奪う小泉「医療構造改革」
患者負担増に反対する署名に取り組もう!

 厚生労働省は10月、医療費の患者負担、国民負担の大幅増を盛り込んだ「医療制度構造改革試案」を公表しました。小泉内閣は、年内に政府案をまとめ、来年二月には関連法案を通常国会に提出し、数の力で成立させようとしています。私たちは、患者と国民に負担を押しつける「医療構造改革」に反対の声を集め政府と厚労省に届けるため、署名活動を提起しました。すでに各職場に配っていますが、21日からは患者署名活動に取り組みます。組合員の皆さんの積極的な協力をお願いします。

 政府の「医療構造改革」は、国民負担を増やす一方で公的医療費を削減し、公的医療を切り捨てようというものです。高齢者の窓口負担の引き上げ(1割から2割へ、一定所得以上2割から3割へ)、長期入院高齢者の食費・住居費の自己負担化、高額療養費の自己負担限度額引き上げなどをねらっています。高い保険料を払っていても、自己負担や自費部分が増えて、お金がなければまともな医療が受けれなくなる、まさにいのちと健康を奪うものです。とりわけ高齢者にはあまりに過酷な負担増が集中しています。
 小泉内閣の「医療構造改革」は、いつでもどこでも、誰もが平等に医療を受けられることを原則とする国民皆保険制度を根底から破壊するものに他なりません。このような医療改悪は何としてもやめさせなければなりません。
 署名活動は、通常国会が始まる来年2月頃にまで取り組み、厚労省交渉または国会請願で署名を提出する予定です。今から2カ月あまり、署名活動に全力で取り組もう!署名を家族、友人・知人に広めよう!すべての皆さんの協力を呼びかけます。

(組合ニュース第5010号 2005.11.17 より)
  




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