阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張


自公民3党による
有事関連7法案参院可決・成立糾弾!
おかしいぞ! 何でもありの小泉首相
自衛隊の多国籍軍参加は許されない!今すぐ撤退を!
自衛隊即時撤退を求める署名活動にご協力ください!

 6月14日、自民、公明、民主三党の賛成で、有事関連七法案が参院で可決、成立しました。米国の先制攻撃・侵略戦争に全ての国民を動員し、戦争できる国づくりをめざす法案成立を断固として糾弾します。野党である民主党が、平和憲法を踏みにじる戦争法案の成立に加担したことは、国民を裏切る犯罪的な行為であり、強く抗議します。昨年の有事3法案に続き、イラク特措法と自衛隊イラク派兵、そして今回の有事7法案と、日本が米の侵略戦争に直接加担し、平時から戦争準備を進める体制づくりを始めたことに大きな危機感を覚えます。私たち労働組合は、憲法の平和主義の原点に立ち返り、軍事優先の社会的流れに対する批判と抵抗をあきらめることなく続けてゆきたいと思います。

自衛隊の多国籍軍参加は断じてNO!

 小泉首相は6月8日の日米首脳会談で、私たち国民に何の説明もないまま、国会での議論も何もないまま、自衛隊のイラク多国籍軍への参加を表明しました。そして18日にも閣議決定しようとしています。多国籍軍とは、イラクを不当に侵略・占領し続け、民衆を弾圧し虐殺し続ける米英軍が、その看板を変えただけのものに他なりません。多国籍軍への参加とは、まさにこのような米英軍と一体となること、占領と民衆殺りくに直接手を貸すことです。「人道復興支援」など全くの欺まん、イラク特措法にさえ違反し、憲法を踏みにじる暴挙です。こんな重大事をいけしゃあしゃあと勝手に決めてしまう−−これほどごう慢で国民をバカにした話はありません。これに黙っていてよいのでしょうか。私たちは小泉首相を許すことはできません。自衛隊の多国籍軍参加に断固反対し、自衛隊を即刻イラクから撤退させなければなりません。

自衛隊は今すぐ撤退せよ

 イラクのファルージャでは、米軍が700人とも1000人とも言われるイラク民衆を非道にも虐殺しました。アルグレイブでは、米軍が組織だって拘束者を虐待・拷問していた事実が明らかになっています。イラクで、米軍は本当にひどいことをし続けています。ブッシュのイラク占領は泥沼化し、世界中から非難されています。イラク民衆から見れば、日本の自衛隊はこのような非道な米軍と同じで、武器をイラク民衆に向けている侵略軍の一員としか思えません。いくら人道復興支援と言い張ってもまやかしであることは事実です。 自衛隊がこのままイラクに居座れば、民衆の弾圧、殺りく、拷問・虐待の共犯者になってしまいます。そして侵略占領軍としてイラク民衆に銃を向けることは避けられません。イラク民衆の怒りが米軍と一体化した自衛隊に向かうの当然です。
 自衛隊がイラク民衆に銃を向け、引き金を引く前に即刻撤退させるべきです。イラクに派兵された自衛隊の即時撤退を求める署名活動が提起されています。組合としてもできる限りの取り組みを行いたいと思います。組合員の皆さんの積極的な協力をお願いします
(「組合ニュース2004年6月16日」より)




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