阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張




拘束された3人を見殺しにするな!
政府は、即刻イラクから自衛隊を撤退させよ!
米国は無差別殺りくをやめよ

  4月8日、3人の日本人がイラク武装抵抗グループによって拘束された。グループは、3日以内に自衛隊が撤退しなければ3人を殺害するとの声明を出した。
 今井紀明さんは今春高校を卒業したばかりの18歳のフリーライター、劣化ウランの被害を広く訴える運動に取り組む反戦活動家である。高遠菜穂子さんは、イラクのストリートチルドレンを救済するボランティア活動を行っている。郡山総一郎さんはフリージャーナリスト。3人はそれぞれの立場からイラク戦争に反対し、その被害を訴え、イラク民衆、子どもたちのために活動してきた人々、私たちと思いを共にする仲間である。何とか3人を救い出したい。絶対、見殺しにしてはならない!
 政府は、「自衛隊撤退の理由はない」と撤退要求を拒否した。3人が殺されても仕方ないというのか。命を救おうという気はないのか。今回の深刻な事態を招いたすべての責任は、国民の反対を押し切りごまかして自衛隊派兵した日本政府にある。いくら「人道復興支援」と言い、どんないいわけをしても、イラク民衆にとって自衛隊はイラクを侵略・占領する米軍の協力者、加担者に他ならない。イラク民衆は宗派を問わず、自国を侵略・占領する外国軍の撤退を求めている。もう時間がない。自衛隊派兵のため、対米協力のために3人を犠牲にしてはならない。政府は即刻無条件に自衛隊を撤退させ、3人の命を守るべきである。
 政府・与党は声高に「テロに屈するな」と叫び、マスコミも同調している。「テロ」を行っているのはブッシュであり米軍である。何の罪もない1万人を超えるとも言われるイラク民衆を殺りくしてきたのは他ならぬ米国である。先日はファルージャのモスクを攻撃し、子ども、女性、老人も含め、数日で数百人を虐殺した。イラク民衆にとって、侵略・占領する米英軍に協力するものはみな敵である。これに対してイラクの民衆自身が抵抗し、レジスタンスを行っているのである。今こそ、米占領軍のイラク民衆への無差別攻撃、殺りくを止めさせなければならない。米軍に協力・加担する自衛隊を即刻撤退させなければならない。
 3人を見殺しにするな!自衛隊を撤退させよ!の声を政府・与党に集中しよう。FAX、メール等あらゆる手段を使って小泉首相、政府・与党を突き動かそう! (2004年4月9日)




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