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阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張



「脳死」は人の死ではない。臓器移植法の改悪に反対!
「脳死」臓器移植問題を考える集会
6月10日(水)
17:45〜19:30 東館2階講義室
 「脳死」臓器移植法改悪案が今国会で採択されそうになっています。政府与党は、何が何でも「脳死」臓器移植法「改正」を今国会中に成立させようとしています。報道も「渡航臓器移植が出来なくなる子供たちを救うために」といったキャンペーンを盛んに行っています。しかし、移植医療というのは、他の人間の生存を否定・抹殺することでしか成り立たない括弧付きの「医療」なのです。臓器を必要とする子供のために、「脳死」と判定され生きているのに死んだことにされた子供は、全身麻酔をかけて臓器を取り出され殺されてしまうのです。「脳死」と判定された人の生きる権利はどうなるのでしょうか?実際、「脳死」と判定された人が意識を回復し社会復帰した事例、「脳死」とされた子供が長期にわたって生き続けている事実も多く報告されています。

「脳死」とされた人が「自分の死亡宣告」が聞こえていた事実!
 2007年11月の実際にあったアメリカの事例です。21歳のザック君が交通事故で脳損傷を受け脳死判定で死亡宣告され、4時間後臓器摘出が行われようとした時、最後の別れを惜しむ親戚の看護師が動きを発見し、直ぐに救命治療を行い、48日後には退院、見事社会復帰を果たしたのです。ザック君は、死亡宣告された時にそれが聞こえていて激しく動揺したそうです。

 皆さん、考えてみて下さい。「脳死」臓器移植法が改悪され、自分の子供が、まだ、生きていて「助けて!」と心で叫んでいるのに、脳死判定され臓器が摘出され殺されることになってしまうようなことが国会で決められてよいのでしょうか?
 臓器移植法はA〜D4案が出されていて、27日衆院厚生労働委員会で審議が行われたが、議員同士による本格審議は今回が初めてで、6月上旬にも衆院本会議で採決する見通しだったが、追加審議が必要との判断で審議は長引きそうです。4つの「改正」法案、何が問題になっているのか?法改悪の動きをそのままにしてよいのか?是非、皆さん集会に参加して、一緒に考えましょう!
2009.5.29 阪南中央病院労働組合

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