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私たちの訴えと取組み


朝鮮半島で一触即発、戦争の危機
米韓日は軍事演習の中止を!
日本政府は戦争挑発への加担をやめろ!

 11月23日朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)が延坪島を砲撃し、二人の軍人と二人の民間人が犠牲になりました。これは決して許されることではありません。
 しかしほとんど報道されないのは、北朝鮮による延坪島砲撃が、今年に入り、北朝鮮近海で、絶え間なく続く米韓による軍事演習にしびれを切らして行われたものということです。北朝鮮はこの挑発的な軍事演習の中止を再三求めてきました。北朝鮮だけを悪者扱いするのはあまりに一方的すぎます。
 しかし、米韓日はさらに挑発行為をエスカレートさせ、戦争勃発の危機を高めています。11月28日から12月1日まで、米国と韓国は、北朝鮮に目と鼻の先の黄海で北朝鮮攻撃を想定した史上最大規模の軍事演習を始めました。この演習は、原子力空母ジョージ・ワシントンを中心とし、そこから24時間態勢で戦闘機を離発着させ、北朝鮮の陸部や艦船、潜水艦に対する攻撃を想定した訓練であり、戦闘機は離陸後わずか10分で平壌など中心部を攻撃できます。現在の緊迫した情勢のもとでは、訓練か実際の侵略かわからないほど危険な火遊び=挑発行為そのものです。
 北朝鮮はこれに対して、「朝鮮半島情勢は極度の戦時状態に至った」と厳しく非難しています。今、朝鮮半島はどのような偶発的な事件・事故から、本当の戦争に突入するかもわからない一触触発の状態です。
 私たちにとっても決して他国のことでは済まされません。演習に参加している艦船は日本の横須賀米軍基地から出港しています。さらに、12月3日から10日まで、ジョージ・ワシントンも参加する日米共同軍事演習が日本海一帯で行なおうとしています。日本政府の責任は重大です。 北朝鮮に対し、侵略の危機脅威をあおり挑発する、米韓合同演習、日米合同演習を直ちに中止すべきです。日本政府は、挑発に加担するのでなく、軍事衝突を戦争に拡大しないために全力を尽くすべきです。
(2010年11月30日発行 第5151号 組合ニュースより )

(2010年11月30日)

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