支援する会会報<第5号> 2000年10月6日 |
------------------------------------------------------------------------------------------ 臨界事故から1年!今改めて被曝被害切り捨て反対の声を! 組合大会参加の皆さんへ! 第1回10/21〜22 第2回11/18〜19 第3回12/9〜10 被曝健康実態現地調査にご協力を! 大量の労働者と一般住民に大量被曝を強いた東海村JCO臨界事故から1年がたちました。現地では、原子力によって「発展」してきた歴史から、被曝問題で声をあげることはもちろん語ることすら難しい中で、「臨界事故被害者の会」が結成されました。私たちは「被害者の会」の趣旨に賛同し、政府・科技庁の被害者切り捨てに反対し、「医療従事者として何か出来ないか」との思いで4月に「支援する会」を結成しました。 【科技庁「健康被害なし」のデタラメさが明らかに!】 7月に行った被曝健康予備調査の結果は、これまで政府・科技庁が言う「50ミリシーベルト以下なら被曝による健康被害は現れない」が2重3重にデタラメであることが具体的事実をもって明らかになりました。一つには、50ミリシーベルト以上被曝した人が複数存在すること、2つ目には多くの方々が健康被害、体調不良を訴えられていること、3つ目には50ミリシーベルト以下の被曝でも、健康被害が実際出ていること(チェルノブイリやスリーマイル島事故e.t.c.)。しかし政府・科技庁らは、「被害者の会」の求める被曝線量評価のやり直しや、健康被害を訴える住民への補償について拒否しています。 【被害者の会と共に本調査を成功させよう】 想像以上に深刻な予備調査の結果を受け、「被害者の会」が全面的に阪南の調査をバックアップして下さることになりました。 いよいよ10月21日から、JCO周辺約530b圏内の住民の皆さんを対象にした「被曝健康実態調査」を行います。この本調査を成功させ、政府・科技庁に被曝と健康被害の事実を認めさせ、きちんとした医療の提供保障の実現につなげたいと思います。是非とも趣旨に賛同し現地調査への参加をよろしくお願いします。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 会代表の青木先生、60秒間あのニュースステーションに出演!政府の被曝線量評価を批判! 事故1周年を控えた9月27日、久米宏のニュースステーションに「支援する会」の調査活動が取り上げらました。まだご覧になられていない方はビデオを貸しだしします。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 「被害者の会」 事務局長・大泉氏来阪! 「東海村事故から1年 とめよう原発!市民のつどい」で東海村の現状を報告! 9月30日に 開催された「市民のつどい」に大泉事務局長が参加され現地報告が行われましたのでレポートします。まず始めに東海村が2極分化している現状が話されました。一方では、事故対策として政府が打ち出している「専門病院」やオフサイトセンターの建設、いわゆる箱モノに利害関係がある「事故は忘れたい」という人たち。もう一方では事故から1年たっても、「農作物が売れない、魚が売れない、このままでは核廃棄物だけが残るゴーストタウンになるのではないか」という生活と将来に危機感を持ち始めた人達に分かれる。さらに最近のマスコミの東海村住民アンケート調査で、原発を中心とする原子力利用を「将来的に廃止すべきだ」が半数近くに上ったことを取り上げ、今後の活動に期待を寄せられました。 そして我が阪南の調査のことにも触れられ「本当の健康と被曝の状態はどうなのか?」を調べるために行われ、科技庁の調査よりひどい結果が出ていることが報告されました。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 事故1周年の特集でマスコミ各社から連日取材攻勢!! この間、1面に紹介したニュースステーションを始めNHKや毎日新聞、それにフライデ−、極めつけはアメリカのラジオ放送局からと次々取材にあい、電話が鳴る度に緊張の連続であった。それだけ阪南の「被曝健康実態調査」が全国的にみて、いやもしかしたら世界的にみても意味の大いにあるものであるのかも知れない。左横に報道記事の一部を掲載します(略)。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 第一回現地調査参加説明会 (1)10月12日(木) 東館2階会議室 (2)10月16日(月) 東館2階講義室 いづれも17時45分からです。どちらか一方にご参加下さい。現地調査の方法や注意事項等についての打ち合わせをします。 ------------------------------------------------------------------------------------------ |
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