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阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張



ガザへの侵攻と大虐殺を糾弾し、
   イスラエルとアメリカに攻撃の即時中止を求める
 世界は、イスラエルのせいで、血なまぐさい2009年の年明けを迎えてしまいました。12月27日から、イスラエル軍はパレスチナ自治区のガザに猛烈な爆撃を加え、1月3日には地上侵攻を開始。爆撃と地上戦によるパレスチナ側の死者は、AFP通信によると917人(半数近くは女性・子ども!)、負傷者は4100人(12日現在)。
 イスラエルは、ガザ地区の自治政府を担うイスラム原理主義組織・ハマスの「ロケット攻撃をやめさせるため」と侵攻と殺りくを正当化しています。しかしその攻撃は、ハマスの拠点に止まらず、警察署、政府の建物はおろか放送局、モスク、病院、学校、住居、レジャー施設、救急車などありとあらゆる施設に対し、昼夜を問わず行われています。子どもや女性を住宅に押し込め、砲撃を加えて皆殺しにするという残虐行為を平気で行っています。国際的に使用禁止されている「白リン弾」を使用しています。住民は逃げ場もなく、いつ殺されるかわからない恐怖のどん底に突き落とされています。外出もできず、ライフラインをずたずたにされ、食料も手に入らない状態におかれ、深刻な「人道危機」が生じています。そもそもガザ地区は、イスラエルによる境界封鎖と、周囲を壁によって囲われた「アパルトヘイト体制」によって、人や物資の出入りを制限され「兵糧攻め」にあってきました。その上に今回の爆撃と侵略です。言語を絶する、まさに常軌を逸したイスラエルの蛮行を、今すぐやめさせなければなりません。
 イスラエルの最大の支援者・共犯者はアメリカです。ブッシュ政権も連邦議会もイスラエルを支持し、国連の停戦決議を妨害しつづけ、イスラエルの侵攻に加担しています。アメリカに対し、イスラエルの蛮行を今すぐ中止させ、ガザから撤退させる圧力をかけるように抗議の声を集中することが重要です。また日本政府に対しても、イスラエルに抗議し、圧力をかけるよう強く求めます。
 世界各地に抗議行動が拡大しています。日本でも各地で抗議行動が行われ、大阪では1月5日、10日、11日と続けて抗議集会・デモ、アメリカ総領事館への抗議行動が行われました。10日の行動には、当初予定の200名の倍以上の500名が結集。組合からも数名がこの行動に参加しました。一刻も早くイスラエルの残虐行為を中止させるために、組合員のみなさんも関心を向け、より一層声を上げていきましょう! 
  組合ニュース第5099号(2009年1月13日発行)より

阪南中央病院労働組合 〒580-0023 大阪府松原市南新町3-3-28 TEL/FAX 072-331-1919
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