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阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張



2012年 新年のあいさつ
職場での活動を強化し「現場が主役」の組合づくりを進めよう!
執行委員長 玉木佐江美
  新年あけましておめでとうございます。組合員のみなさん、今年もよろしくお願いします。

職場での活動を強化し、再生の一年に
 今年は、足元での組合運動の強化の年、民主的な組合活動はどうあるべきかを考え、再生の年にしたいと考えています。ここ数年、身近な組合、参加型の組合を目指してきました。昨年末は職代交渉、看護師部会交渉を行って、現場の自分たちの声で訴える場を設定しました。この方向をさらに進めるとともに、「組合は、現場や組合員に沿った民主的な組合になっているでしょうか?」「組合は、各職場の問題、一人一人の組合員が抱える問題に耳を傾け、取りあげ、働きがいのある職場を作るための活動が出来ているのでしょうか?」―一緒に考え、模索し、改善する一年にしたいと思います。
 もっと職場での活動に力を入れる必要があります。組合員の意見は、アンケートや職場代表者会議等でたくさん出して頂いていますが、一つ一つを取りあげ解決するための活動をどうしていくのかの議論は十分にはできておらず、課題だと思っています。それぞれの問題や要求を、執行委員、職代を中心に現場の組合員と一緒になって解決の方法を考え取り組んでいくことが大切です。今期の組合のスローガン「現場が主役」を徹底したいと思います。
 病院経営が厳しい状況の中で、賃金・労働条件の改善を実現していくためには、組合員の団結力を強めていくこと、みんなで問題を共有し解決の方向を考え、要求していく、そんな地道な現場での活動を強化することが欠かせません。
 
脱原発の活動を進めよう
 労働組合にとって、賃金労働条件の問題が第一の課題であることは当然ですが、社会全体の労働者人民のいのち、健康、人権を脅かす問題についても、自分たちの問題と受け止め、今年も積極的に関わっていきましょう。みなさんのご理解、ご協力をお願いします。
 昨年は、東日本大震災と福島原発事故がおこり、多くの犠牲者・被害者が出たばかりか、私たちの日本だけでなく世界が放射能に脅かされ、今後の日本と世界の将来を大きく変える年でした。放射能汚染は、数百・数千・数万年も消えることはなく、福島だけでなく日本全国、世界にも広がっており、深刻な影響はこれから出てくることと思います。脱原発は緊急の課題として活動を強化して行きましょう。

野田政権の医療破壊、増税攻撃と闘おう
 野田民主党政権は、医療費拡大方針を放棄し、医療社会保障削減の攻撃をかけてきています。今年は「社会保障と税の一体改革」による大増税と医療社会保障の改悪、TPP参加による皆保険制度の解体の危機など、正念場の年となります。これらに対して医療社会保障を守るために声をあげていきましょう。
 
橋下「維新」の教育・組合破壊に反撃を
大阪市長・橋下氏は、労働者が勝ち取った権利である「施設内の組合事務所」「労働組合の政治活動」をターゲットに組合攻撃を強めています。労働組合の活動を制限し、団結を破壊しようとする許しがたいもので、これと闘うことは労働組合運動全体の課題です。また2月の大阪市議会、大阪府議会での「教育基本条例」成立にも反対の声を広げていきましょう。

世界各地で闘う人々と連帯しよう
 世界を見渡せば、昨年の中東地域での「アラブの春」から、ギリシャをはじめヨーロッパ各地、アメリカでの「ウォール街占拠」の闘いなど、経済危機と貧富の差の拡大・矛盾に対して、若者や労働者人民が自らの命と生活のために起ち上がり闘っています。日本でも、原発事故や格差拡大に対し、運動に立ち上がる人達が増えています。これらに共感・連帯して、自分たちの課題に立ち向かっていきたいと思います。
 今年は、もっともっと皆が組合活動に参加出来、「現場が主役」の組合づくりの一年にしましょう!

(組合ニュース5178号 2012年1月12日発行より)

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