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私たちの訴えと取組み

4・27「村田医師に聞いてみよう ヒバクのこと〜どんなに危険?福島原発事故〜」の報告
 この講演会には、病院内外から57名が参加し、関心の高さを感じる企画となりました。
 村田先生より「放射線の人体への影響」など、「被ばく」に関する約30年間の取り組みについてお話しいただきました。
 特に、「原爆被爆者と原発下請け労働者の自覚症状」に関する調査研究には、村田先生と阪南中央病院の長年にわたる活動や思いを垣間見ることができました。
 また文科省が示した学校等の校舎・校庭等の「20ミリシーベルト基準」についての意味について、原発労働による労災認定基準値との関係や、大人に比べて子どもの放射能への感受性が強いことを説明していただき、医療従事者として、一市民としても、現状の恐ろしさを強く感じました。子ども達をより危険にさらす基準を許して良いわけがないと感じました。これからを担う子ども達の未来をないがしろにして明るい未来を語ることはできません。
 また被ばくには「安全線量」はなく、あるのは「がまん線量」でしかない、ということにも理解できました。体に良い被ばくはありえないのです。
 原発に頼らない、再生可能な自然エネルギーへの転換が今こそ必要だと感じています。子ども達に、これ以上の核のごみを押し付けないよう、自分の生活を見直していく時期にきていると感じました。
 診療や取材に日々、お忙しい村田先生にお話していただき、貴重な時間を過ごせました。ありがとうございました。(Y)

(2011年5月11日 組合ニュース5160号より)
(2011年5月13日)

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