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阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張



米軍基地問題は沖縄だけでなく日本全体の問題
今こそ、沖縄米軍基地撤去の取り組みに参加しよう!
 
 
普天間基地撤去の行動に参加しよう!

 
普天間基地「移設」問題で、「移設」反対の闘いがますます高まっています。鳩山政権が公言している「5月末決着」は行き詰まり、政権そのものの危機が取りざたされるまでになっています。一方、アメリカ・オバマ政権は「名護市辺野古への移設案がベスト」と“辺野古V字案”に固執し、鳩山政権に圧力をかけています。
 私たちは、日米両政府に対し、“普天間基地は「移設=新基地建設」でなく「撤去」を!”の要求を掲げて、以下の提起されている行動への参加、および独自企画を行います。

 超危険な普天間基地、辺野古移設の行き詰まり

 
問題になっている普天間基地は学校や保育園などもある住宅密集地にあり、米軍自身が「世界一危険」と認めています。2004年には近くの沖縄国際大学にヘリが墜落する事件があり、その危険性を改めて印象付けました。この基地は、「基地の中に沖縄がある」「在日米軍基地の75%が沖縄に集中する」という異常事態の象徴です。しかし今から13年も前に返還が日米で合意されたにもかかわらずいまだに実現されていません。それは、返還する代わりに沖縄北部の名護市辺野古に新しい基地を日本側の負担で造ることを、日米両政府が進めてきたからです。名護市辺野古の人々は、新基地建設に粘り強く反対、これを阻止してきました。1月についに移設反対の市長を誕生させました。

 鳩山政権が公約違反し、県内移設を考えている

 昨年秋、普天間の代替基地について「国外・最低でも県外」との公約を掲げて鳩山政権が誕生しました。ところが政府が出してきた案は、沖縄の民意を踏みにじるように、名護市辺野古のキャンプシュワブの陸上に広大な滑走路を造るという案と、うるま市ホワイトビーチの勝連沖を埋め立てて巨大軍事基地を建設する案でした。政府は、鹿児島県の徳之島に基地機能を一部移転する案も出してきていますが、いずれにしても沖縄と鹿児島に米軍基地を押しつけ続けるつもりなのです。このような米軍基地のたらいまわしに反対し、「移設」でなく「撤去」を求めましょう。

沖縄米軍基地は日本を守るためなんて大ウソ

 「基地反対といっても日本の安全のためにやっぱり安保が大事」という意見もありますが、米軍の実態は大きく違っています。米軍が沖縄にいるのは決して日本を守るためではありません。イラクやアフガニスタンの戦争に沖縄の基地から出撃したように、米軍が、世界中に侵略できる拠点として沖縄を位置づけているからなのです。しかも、日本政府が毎年出す米軍への「思いやり予算」(これも私たちの税金)により、きわめて低コストで基地をおいておける利点もあります。
 政府の「移設案」でさえ、アメリカは受け付けようとしていません。政府は危険な侵略基地の「移設先」探しではなく、沖縄の人たちの声に耳を傾け、今すぐ普天間基地撤去を強く掲げて米との交渉に入るべきです。「移設先」問題がこう着して普天間基地の継続使用などということになっては何の問題の解決にもなりません。

 沖縄米軍基地問題は「本土」の私たちの問題

 
そもそも沖縄に在日米軍基地の75%が集中している現状は「日本の独立」や「沖縄の返還」に際して、本土にあった米軍基地を沖縄に統合し、多大な犠牲を押しつけてきたという経緯があります。沖縄問題、普天間問題は、沖縄に負担を押し付けてきた日本全体の問題であり、「本土」に住む私たちこそが、沖縄に負担を押しつけ続けることに反対していかなければならないと考えます。だからといって「本土」に基地を「移設」すればよい問題ではありません。アメリカの世界一極支配のための侵略基地=米軍基地を運動の力で撤去させ、縮減させていくことが重要なのです。
 集会・行動ならびに組合の沖縄フィールドワーク企画に参加しよう!

・4月25日(日)「米軍普天間飛行場の県内移設に反対し、県外・国外移設を求める県民大会」
 場所;沖縄県読谷村運動広場
・4月27日(火)「普天間基地をすぐ返せ・新基地建設を許さない!4.27大阪集会」
 場所;扇町公園
 主催;大阪平和人権センター、しない・させない戦争協力関西ネットワーク
・5月14日(金)〜16日(日)
15日〜16日午前 沖縄フィールドワーク
16日 午後2時〜 普天間基地「人間の鎖」行動


(組合ニュース 第5135号 2010年4月15日より)

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