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阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張



高校無償化からの朝鮮高校の除外は「人種差別」―国連人種差別撤廃委員会が改善勧告
鳩山政権は、朝鮮高校へ無償化を適用せよ!
 国連の人種差別撤廃委員会は16日、高校無償化の対象から朝鮮学校を除外しようという差別待遇が、子供の教育に与える影響に懸念を表明。朝鮮学校を除外するのは人種差別に当たり、人種差別撤廃条約の「教育に関する権利の平等保障義務」に違反していると警告し、改善を勧告した。
 また、日本で朝鮮学校の生徒らに対する嫌がらせや攻撃、インターネットなどを通じた人種差別的な表現が依然として続いていることにも懸念を表明し、政府に改善を求めている。これらの勧告に対し、政府は2年後の次の審査までに、改善状況を報告する義務がある。このように差別の実態を国際的に批判され、改善を求められること自体、全く恥ずかしい限りだ。
 鳩山政権は、無償化開始の4月時点では対象外とし、文部科学省に第三者による評価組織を設置し、教育内容を精査した上で最終判断をするそうだが、結局、差別的扱いに変わりはない。そのようなまやかしの方針は撤回し、すぐに朝鮮高校へ高校無償化を適用すべきだ。(K)組合ニュース第5133号 2010年3月23日より)

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