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私たちの訴えと取組み

7・28 第二回 組合交流会を開催
看護師の過重労働改善について議論、
今後の共同行動へのステップに

 

 7月28日(火)、この半年間、交流を深めてきた医療介護労働組合が集まって第2回組合交流会を開催し、「看護師の過重労働改善」をテーマに交流・議論しました。
 まず冒頭に、主催である阪南中央病院労働組合の委員長から「看護師の労働条件悪化が離職率の増加を招き、医療崩壊へとつながっている。ここに集まった組合のみなさんと有意義な議論をして、協力して現実を変えたい」と挨拶。前半は、各組合からの取り組みについて、主に次の諸点、@3交代制特に日勤―深夜勤務の改善、A二交代制反対の取り組み、B超勤削減、賃金未払い残業防止の取り組み、が報告されました。
中でも、2交代制長時間労働については、「8時間労働制は労働者の闘いによって勝ち取られた、人が人らしく生きる最低条件である。16時間勤務は世界中でも日本だけ行われている不思議な現象。しかしそれでも2交代制の希望が出てくるのは、病院の3交代勤務が、製造業の交代勤務と違って不規則であることであり、それは人員が絶対的に不足していることが原因だ。医療労働組合は、増員要求を始め、規則的な3交代が出来るよう取り組みを進めるべきだ。」との提起があり、長時間労働が健康や医療安全に与える悪影響はもとより、労働組合として、資本と労働の数世紀にわたる闘いの結果、勝ち取られた8時間労働を守るという観点を共有し、3交代制の改善がまず大事だと認識で一致しました。
 後半は、フリーディスカッション。妊娠中の看護師が夜勤免除をしにくい雰囲気についての悩みを出し合ったり、病棟パート看護師の導入によって常勤スタッフに負担が増大しており、「多様な勤務形態」も手放しで賛成できないのでは、との意見が出されました。これらの矛盾は、人員不足が一番の問題であり、働きやすい環境、労働条件作りとなによりも増員が必要であるとの意見で一致しました。
 最後に、阪南中央病院労働組合から、今日出された看護師問題の根本には、国の医療費抑制があり、今後も協力して、医療予算拡大と看護師増員を求めて、政府・厚生労働省に対し要求運動を行っていきたいと提案、今後の共同活動を確認して終了しました。

(2009年8月5日 組合ニュース5114号より抜粋)
(2009年8月7日)

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