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私たちの訴えと取組み

4・17 沖縄の米軍基地問題で平和を考える集い
―「基地返還合意」は沖縄内の基地たらい回しにすぎない
―4月28日沖縄「屈辱の日」を「主権回復の日」として祝うのは、沖縄を侮辱するもの

 4月17日、院内で「『主権回復の日』と沖縄米軍基地」と題し、平和を考える集いを行いました。
 沖縄では、世界各地で事故を起こしている危険な垂直離着陸機「オスプレイ」が配備されて半年。騒音による苦情が増えており―「低空で飛行して自宅が揺れるくらい」「重低音なので心臓まで響く。健康への影響が心配」―周辺住民に深刻な影響を与えていることが報告されました。そして、今月、安倍政権とアメリカ政府による、嘉手納基地以南の米軍基地「返還合意」について、普天間基地の名護市辺野古への移設が条件であり、しかも、返還対象はこれまで返還合意しながら、棚ざらしになっているものや、沖縄の他の基地に移設が前提になっているものばかりで、沖縄での「基地たらいまわし」に過ぎない、という実態が報告されました。
 4月28日に政府が主催して行おうとしている「主権回復の日」。1952年にサンフランシスコ講和条約で日本が主権を回復した日ではありますが、同時に沖縄を日本からアメリカの施政下に切り離した日です。また同じ日に日米安保条約が結ばれ、日本国内に米軍基地をおくことが決められた日。沖縄にとっては「屈辱の日」です。オスプレイや基地のたらい回しの押し付け、さらに沖縄「屈辱の日」を祝うとはあまりに沖縄を侮辱しています。
 引き続き、沖縄米軍基地の現実と向き合い、「本土」側の沖縄差別や無関心を変えていく取り組みを続けていきます。

(組合ニュース5207号 2013年4月23日 より)

(2013年7月9日)

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