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私たちの訴えと取組み

2月13日 写真家 樋口健二さん講演会に80名が参加

  「今も続いている福島原発事故〜次々と生み出される原発被ばく労働者〜」と題し、30年以上も原発被ばく労働者の姿をとり続けてきた樋口健二さんの講演会を行いました、院内外合わせて80名が参加しました。
 樋口さんは、ご自身の写真スライドを紹介しながら、原発が全国各地から集められた下層底辺の労働者の低賃金と被ばくによって初めて動くことや、原発労働者はぼろ雑巾のように捨てられる状況を説明され、差別によって動き、被ばく労働者を生み出す原発は今すぐ止めなければならないと強調されました。また講演会の中では、旧知の仲である樋口さんと村田三郎医師とのミニディスカッションも行われ、写真と医療、各々の立場から被ばく労働者と向き合ってきたお二人の思いにふれることができました。参加者の感想を紹介します。
  ◇  ◇  ◇
 私の日常生活において、「電気」は欠かせない大切なものです。今回の福島原発の事故で、原発が環境や生物にとって、どれだけ恐ろしいものかを知らされたのにもかかわらず、「すべての原発をなくしてほしい」と言い切れない自分がいました。樋口健二さんが講演会の中で、「『原発をなくせ!』というと、『じゃあ電気はどうするんだ!』と言われるが、そんなことは関係ない。電気をどうするかは電力会社が専門なんだから、電力会社が考えればいいこと。原発をなくせということと、電気をどうするかは全く別の問題だ」と話されているのを聞き、少し心に引っ掛かっていたものが取れたような気がします。
 多くの労働者の犠牲のもとに成り立っている原発。事故が起れば世界全体が犠牲になる原発。樋口さんの講演会に参加し、犠牲ばかりの原発は無くすべきだと思いました。(前)


(2011年2月21日)

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