私たちは呼吸により酸素を体内に取り入れ、栄養素を燃焼させることによって、効率良くエネルギーを得ています。その際、大部分の酸素は水になるのですが、一部は化学構造的に不安定な活性酸素となってしまいます。構造が不安定であるため、何か他の物質と結び付いて安定化しようとするため、反応性がとても高いのが特徴です。つまり、活性酸素とは、他の物質との化学反応性が極めて高い酸素のことをいいます。活性酸素は、体内に侵入したバクテリアなど、有害な微生物を退治してくれるなどの有用な面もありますが、多くの場合、その過剰な産生によって、正常な生体組織までも傷害を受けてしまうことの方が問題となります。その強い酸化作用のため、生体を鉄となぞらえて、”身体を錆びさせる物質”などと、比喩的に表現される場合もあります。 |
| <美容上の問題点> 紫外線の影響により、皮膚組織に活性酸素が生成され、皮脂や細胞間脂質、細胞膜脂質と反応して、肌の老化促進物質である過酸化脂質が生成します。また、活性酸素が肌の弾力を支えているコラーゲンを破壊してしまうこともわかっており、シワ形成の大きな原因となっています。このように、紫外線から肌を守ることは、日焼けを予防するだけでなく、活性酸素の生成を抑えるという点においても重要なことといえます。化粧品の分野では、皮膚の酸化を防ぐという目的で、抗酸化剤(ビタミンC やビタミンE など)を配合した商品が開発されています。 |
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