ティールームのご案内

皆でお茶を飲みながら語り合う、心に悩みを抱えた方々の憩いの場です。
横浜ティールームは20年余り続いていますが、待望の東京ティールームも2014年6月から開設の運びとなりました。相談電話にお問い合わせの上、ご参加ください。

東京ティールーム

  会   場:
  開催日時:

日本基督教団 東京山手教会
毎月第4金曜日   13時30分〜15時30分
  (8月はお休みです)
横浜ティールーム
  会   場:
  開催日時:

CMCC横浜相談室
毎月第2木曜日   13時30分〜15時30分
  (8月はお休みです)

もしCMCCを知らなかったなら

 私は10月から11月頃にかけて、苦手な時季である。夏至の6月を境に日が短くなり、夏本番の7、8月が過ぎ、残暑の9月も過ぎ、ふと気が付くと、すっかり日が短くなっている。15時頃から日が傾き始め、16時にはもう薄暗くなり、17時には、すっかり暗くなっている。1日がとても短く感じられ、何となくメランコリックな気分になる。この時季、心療内科を訪れる人が多くなるのもうなずける。私が心の病(強迫神経症)を発症したのは、ビジネスマン3年目(1996年) の春先であったが、既にその前年頃から前兆があったように思う。コンピューターの仕事がとてもハードで、8月から10月にかけて、ほとんど休めなかった。1ヶ月の労働時間が300を超えた。ようやく一段落し、休めるようになった時には、心身ともにボロボロになっていた。
 そんなある休日、秋晴れの青空と淡い日差しを眺めていると、心がとても、もの悲しくなったのを今でも覚えている。そして、1988年の11月、私は精神科(赤星クリニック) の門をたたいた。その後、転院し、病名が「神経症」から「うつ病」に変わった。あの頃に比べると、今は薬で落ち着いてはいるが、症状に波がある。もう通院歴も25年目に突入した。
 CMCCと私との出会いは、1994年の10月。当時所属していた某教会の牧師に散々傷付けられ、病状がひどく悪化した。ある日、会社を早退した私は、JR中央線の豊田駅の公衆電話から、それはもう、すがる思いでCMCCに電話をかけた。涙がとめどなくあふれ出てきた。私の話を聞いて下さったのが、O.K.さんであった。彼が「そう。つらいでしょうねえ」と親身になってくれたのが救いであった。
 もしもあの時、電話がつながらなかったら。CMCCを知らなかったなら。私は一体どうなっていたことだろう。CMCCと出会えて本当によかったと思う。
                                              (会報No.44より)