2年前、大学のサークルの2年後輩・中谷君が亡くなった時、電話で通夜に参加するかどうかを訊いてきたのが(同じく2年後輩の)黒川でした。
僕は親密な間柄以外では冠婚葬祭に参加しない主義なので、一瞬断ろうとしたんだけど、黒川は言葉には出さなかったけれど、「行きましょう。」というニュアンスを込めて話しかけてきたので、中谷君とはそれほど交友があったわけではないけれど、かわいい後輩には違いなく、通夜に行く事にしたのでした。
その通夜には、10人ほどの懐かしい後輩たちに混じって黒川がいました。
大学のサークル『映画研究会』では、かなり真剣な話を交わしてはいましたが、彼女が結婚してからここ10年ほどは、主婦業に専念していたこともあり、カンテに家族で来た時も「昔の後輩が訪ねてきてくれた」程度にしか感じてはいませんでしたし、その通夜の時も僕の時間の都合で先に帰った事もあり、黒川とはそれほど話ができず仕舞いでした。
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そして、何週間か前、黒川から「映研時代の後輩3人を連れてカンテに行きます。」と連絡があり、久しぶり(34年ぶり)に5人で話をすることになったのでした。
その会話の席で僕が興味を持ったのは「昔の僕に関する話題」でした。
後日、「僕は後輩にどう思われていたんだろう」と気になり、その場に同席していた熊野君に訊いてみたところ、当時の面白話を披露してくれました。
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その熊野君から「黒川さんにも訊いてみたら?」と言われ、「覚えてるかなあ?」と期待せずに黒川から送ってもらったメールを読んでビックリ。
思った以上に(僕に)バカ受けしたのです。
黒川ってこんなに面白かったっけ?って。
こんな面白い人間を独り占めするのはもったいないと思い、彼女に「カンテ・マガジン」参加のオファーをしてみたら・・・
「私、全然面白くないです。今、面白い事ってほんっとうにな〜んも無いですよ。」
「そんなこと言わないで何か書いてよ。別に面白い話をしてくれっていうんじゃなくて、ありのままを書いてくれたらいいんだし。」と説得して始まったのがこのコーナーです。
「物書きのプロじゃないから面白い」っていうのありますよね。それです。
このコーナー、僕の見立てが間違っていたら数回で終わるかもしれないけど、それも黒川らしいといえばらしいし、いいんじゃない?