| 平成16年2月15日 句会場:国民宿舎「つくばね」 |
| 主宰ご出句 | ||
| 二ン月の線条枝垂櫻かな | ![]() |
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| 荒東風や小町の墓所にどやどやと | ||
| 田螺鳴くひとりひとりにチョコレート | ||
| 特選句 | |||
| 巡礼となり如月の風となり | 八木 實 | ![]() ![]() |
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| 初蝶のちからを矯めて飛び翔ちぬ | 田中 修明 | ||
| かすかなる火の匂ひ持ち芽吹きけり | 篠田 くみ子 | ||
| 春の山おなかがすけば空気吸ひ | 水巻 令子 | ||
| 春一番小町の墓に乳母車 | 伊藤 通子 | ||
| 月の桂といふ梅のひらく里 | 松本 軍治郎 | ||
| 猫の子の仏頂面や篭の中 | 浅井 敏子 | ||
| 春ショール小町の戒名記憶して | 岩井 久美恵 | ||
| 畦道を踏む父の灰踏むごとく | 水巻 令子 | ||
| 剪定の鋏のひかる柿畑 | 飯倉 あづま | ||
| じじばばの平和に住みて梅真白 | 大平 洋子 | ||
| 新治の空を鏡といぬふぐり | 中村 祐治 | ||
| 春一番二番小町の五輪塔 | 深津 健司 | ||
| 春の日や飛龍子さんもお元気で | 大平 洋子 | ||
| 垣繕ふ竹林に風とぢこめて | 今野 志津子 | ||
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