例会トピックス 

第283回 藍生11月例会

(平成30年11月4日)
文京区民センター会議室
にて


主宰ご出句                     

  句を捨てゝしづかに冬を待つべかり

  ひひらぎの花雲水の佇つしばし

   11/1渋谷さくらホール

  金理惠の舞ふ太鼓打つ神の留守

  終岩魚(しまひいわな)終松茸今年米

  ひひらぎの花十一月朔日


特選句

 

 

サーカスの音楽流る星月夜      

なんとなく小言言いつつ柿つるす   

わが手にもTOTA舞い降り後の月  

夜顔ひとつふたつ訃報ひとつ     

鐘を撞く霧のとばりの破れゆく   

秋風を待ちて遠くの旅に出る     

秋風に舞ひし衣裳をたたみをり    

瓢の実など蒐め傘寿とはなりぬ    

秋ぞ隔たる歩いても歩いても     

水仙の葉に射貫かるる落葉かな    

行く秋や人はなみだで出来てゐる   

蓮の實の飛んでいろいろありました  

草深く暮らし凍蝶を愛しめり     

もみぢ山ひとりで行けば物拾ふ    

つややかに日は渋柿をてらしたる   

ひと我を待ち我人を待つ夜寒     

朝寒の蛙ふくるる草の中       

人質の声遥かなる十三夜       

かねたたき死者は生者をみつめをり  

秋蝶と森の深さを確かむる      

笛の音の洩れて楽屋は秋の奥     

遍き月光畑の用具小屋  

半田 真理

半田 良浩

半田 良浩

竹内 克也

さとうかしこ

金  理惠

金  理惠

深津 健司

山崎志夏生

三好美津子

岡崎 弥保

半田 真理

深津 健司

成岡ミツ子

田村美江子

後藤  洋

内山 森野

朗善 千津

竹内 克也

小木曽仁子

金  理惠

古橋 淑子



 


記:田中啓介


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