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第267回 藍生1月例会 (平成29年1月8日) |
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特選句 |
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ニコライの鐘楽しみに初句会 まつすぐにわが身貫く初日かな このままでいいとも思ふ除夜の鐘 懸大根村中に日のゆきわたり 銀河煌き迷ひ子として年を越す わが畠の菜を七草に加へけり 階段の手摺冷たし老いてきし 独楽まはす独楽はかならず自立する 病床の逃げ切るいのち初明り たよりなきこの身を信じ初湯かな 酒と蕎麦一睡のあと年を越す 燗酒をほそくすすれる女かな 門松に犬座らせて良き日かな 紅刷きて子狐踊る年の夜 回遊魚のやうに生きて晦日蕎麦 昼銭湯どいつもクリスマス無縁 熱燗派ホットミルク派しようが湯派 人日の靴履きしめて百花園 枯木星あなたは先に行きなさい 年の火の手に温かし眼にも しあはせは変はらぬ街の初御空 早梅の紅き白きをたずねけり ひとり離れて狐火を見送りぬ 長き根の薺を眺む老二人 火の匂ひして冬野より父帰る 狐火を見たと言うては年酒酌む 冬虹のこと君に話せてよかつた 初詣みくじ引かずば凶もなく 狐火の王子の里を遊びけり 紅刷きて狐へ母の息白し 火を鑽つて七草籠に霧を吹く |
平尾 信子 名取 里美 栗島 弘 中田千惠子 大矢内生氣 平尾 信子 石橋玖美子 荒谷 誠 荒谷 誠 山村さわ子 夢野 夢幻 栗島 弘 梅岡みちる 武部 一成 増田眞理子 夢野 夢幻 半田 良浩 原田 桂子 名取 里美 武部 一成 植村やよひ 渡辺 行子 半田 真理 秋山 英子 古橋 淑子 半田 真理 勝俣 冬美 宗像眞知子 掃部けいじ 森 陽舟 深津 健司 |
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記:権瓶 玲子 |
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