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第259回 藍生3月例会 (平成28年3月6日) |
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特選句 |
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春の雪掃くとも掃かぬとも掃けり フクシマの空憶ひけり初ひばり 啓蟄やおかかじやうのにぎりめし 雛納今年来年さらいねん うすらひのふちをこはさず歩く鳥 昏くなる空一面の落椿 白梅の花暮れなづむ父寝入る 皿にふきのたう剣山にふきのたう 初桜人待てば雲湧いてくる 何するでなき両の手よ鳥雲に 沈丁の誘ひに庭の水仕事 蕗の薹あしたの花を刻みけり 渾身のははの握手や下萌ゆる 拾ひたる椿手よりもつめたくて ふたたびの大音声や春の句座 ほどほどに老いたり春の苺パフェ 撞憬とはなほ沈みゆく桜貝 枇杷の実の大豆ほどなり合格す ひどく小さき春光の中のわれ 春雷や形見の万年筆太し 夜空ごと白木蓮を抱へたし |
内山 森野 深津 健司 半田 良浩 河村 晶子 二階堂光江 田邉 文子 森 陽舟 中村 朋子 深津 瑩子 門奈 明子 秋山 英子 内山 森野 原田 桂子 深津 瑩子 竹内 克也 今野志津子 大矢内生氣 森 陽舟 栗島 弘 半田 真理 権瓶 玲子 |
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記:権瓶 玲子 |
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