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第240回 藍生3月例会 (平成26年3月2日) |
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特選句 | |||
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シャキシャキと切りシャリシャリと噛みし独活 花を待つ一人も欠けぬ家族なり おくのほそ道群読の子ら卒業す 耕人の社の番もしてをりぬ 敬白と結んで暮れて春の月 童雛笑まふ心底楽しげに 甘ゆること無きまま父を送る春 母はもう摘むこと忘れ蕗の薹 夕迫る白だんだんと節分草 飽食ののち春雪を踏みにゆく 薔薇の香の春霧の来しあしたかな 倒れ伏す梅開きつぐ香を放つ またたきあへる螢烏賊高嶺星 きしめんにあをさのにほふ雛まつり 桜餅をさなの知らぬ嬉し泣き 春雨や古地図に残る古き町 嫁ぐ日も死にゆくときも梅真白 恋猫のやうに人恋ふ猫老いて 日照雨ふる雛の町をめぐりけり 退屈の少女を囲む古ひひな 雛飾る動物園の資料館 わがもとに戻りし母の雛飾る 雛の夜少し伸びたる髪を切り |
半田 良浩 村越 縁 浅見 宏子 秋山 洋一 増田眞理子 田中 啓介 竹内 克也 後藤 洋 秋山 英子 秋山 洋一 沖山 充弘 城下 洋二 浅見 宏子 中村 朋子 河村 晶子 半田 真理 城下 洋二 城下 洋二 寺澤 慶信 中村 朋子 深津 健司 田中 修明 半田 良浩 |
記:石橋 玖美子 |
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