例会トピックス 

第235回 藍生7月例会

(平成25年7月14日)
会場:あうるすぽっと会議室B 

 

主宰ご出句

   NHKラジオ深夜便七月十四日
すずし深し磯見漁師の句談義は

暁の星すずし凡太の話芸また


   NHKラジオにて聴く
海の日や磯見漁師の句のこころ


   七月十四日ラジオにて凡太さんは
あさがほや自作朗読二句三句


   NHKラジオにて
米寿凡太句作のこころ述べすずし

 

 


特選句
 

句帳照らすほうたるの句を書き留むる

肌脱の光ひそかに返しけり

金閣の影揺れてゐる花菖蒲  

薬売り虹の奥より来りけり

高みつつ梅雨満月の光増す 

ならぬことも小骨も噛みぬ泥鰌汁 

筒鳥や亡母の湯治の遥けき日 

白シャツの葬儀の端の少年よ 

呟きのみな汗となりひとり行く

ほうたるの空むらさきに更けゆけり

羅のはちきれさうな女かな   

背丈ほどのガーベラ腿ほどの蛇  

なかんづく今日の子持の泥鰌鍋  

天窓のほどの雲間の青涼し   

腰まがりても四万六千日へ  

二歩はなれ炎熱のみち妻とゆく 

スケートボードまくなぎを割つて行く 

サルビアの花ただ君に会ひにゆく 

俳諧の碑の披かるる花火かな    

隣には座らぬ娘たけにぐさ  

ゴンドラの着く桔梗の紫に   

祭寄附して生涯の町しづか 

青茅の輪あちらこちらに潦    

クッションを干して晩夏となりにけり

竹内 克也

半田 真理

城下 洋二

古橋 淑子

成松ちあき

山崎志夏生

加村 維麻

成岡ミツ子

深津 瑩子

深津 健司

桑田津海坊

夢野 夢幻

山崎志夏生

渋谷  澪

江上 洋子

竹内 克也

半田 良浩

増田眞理子

二宮 操一

竹内 克也

水野 浩子

渋谷  澪

原田 桂子

増田眞理子 



 

記:石橋玖美子


戻る