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あんず句会(藍生関西4月例会) (平成24年4月20日)
会場:曼陀羅山寂庵 兼題:柳絮・花(一切)・行春 |
主宰ご出句 | ||
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四月七日
月満ちて花の秩父となりにけり
桃咲いて雨寂か旅人われ等
百観音結願寺秩父三十四番あたり
蒼天のうぐひす草を薙ぐきぎす
発心のわれをかなしむさくらかな
たかだかと雨に名残の佐野櫻
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特選句 | |||
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母のゐて花のひかりの瀧のなか
しゃぼん玉空はおほきな母であり
満開のさくら天草灘の月
葉桜の門灯されてひと入りぬ
花散るや枝の鳥見る籠の鳥
海市立つ教師の母をなつかしみ
明けてゆく空の冷たき飛花落花
行く春の望月母や西行や
人肌のけむりのごとき夕桜
いとま
春の果これ今生の遑乞ひ
やすりや
鑢屋の目打ちの音や飛花落花
ふしみふかくさ身の幅のさくらかな
雪嶺を空に秩父の遅ざくら
柳絮とぶ五体没地の音たてず
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植田珠實
河辺克美
森光梅子
岡本弘子
大澤玄果
清水憲一
長 晴子
出井孝子
曲子治子
藤平寂信
波谷櫻女
河辺克美
三枝桂子
池田誠喜
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記:河辺克美 |
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