例会トピックス 

あんず句会(藍生関西2月例会)

 (平成24年2月24日)
会場:曼陀羅山寂庵
兼題:白魚・余寒・梅


主宰ご出句

所用のため欠席。

特選句は後日主宰が選を行った。

 

 

特選句
 

山焼の香につつまれてはぐれ鹿

梅の香や最終講議静寂に

野を焼けるかたちなきまで雲くづれ

おしるこに塩ひとつまみ一の午

三日月やしらうを舟の下りゆく

細く開けおく船宿の雛の間 

ひとすぢの灯のたそがるゝ雛の間 

寂しさに慣れて煮詰める冬林檎

早春の旧街道をわたる風  

底へ底へうすらひの昼ねむりけり  

けむりいろの閲覧室の余寒かな 

余寒なほ何にも勝る黒光り 

浅き春ひとみに強き意志を秘め 

雛の間淡き日ざしのなつかしく   

ふる里の畑に残せし野梅かな

梅挿して梅の日暮となりにけり  

梅一輪大丈夫てふ便りきて    

春雪や餃子つぎつぎ茹で上り   

白魚に昔ふくれし川といふ     

子ら集ふ仏間雛の間となりて

エアコンを停めて余寒に添ひ寝して

梅活けてせめて末期を清廉に   

梅かたし今日は市長の投票日

春木喜代美

清水 憲一

橋本 榮治

橋本 榮治

横山 笑子

曲子 治子

曲子 治子

氏野 光子

川勝 洋子

河辺 克美

河辺 克美

宮永 麻子

宮永 麻子

米田 多美子

清水 美企

今坂 雅子

さとうかしこ

安土 八重野

滝川 直広

億  みき

藤平 寂信

藤平 寂信

中川 恭子



 

 

 

   

 

     

記:長晴子


戻る