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第212回 藍生2月例会 (平成23年2月6日) |
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特選句 | |||
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未来とはいつ迄のこと木々芽ぐむ 宙に舞ふ福豆ひとつわれに落つ 声かけて木肌にふれて花を待つ 七十七歳思ひきり豆を打つ 新しき肌着の白さ冬終る まんさくに始まる図譜をひもときぬ 日のにほひ土のにほひを節分草 桜の芽われに囁きかへしくる 水仙に水の通へる香りとも 出産日印す豚舎の新暦 大川の風一本のつくしんぼ ころがして臘梅の香をてのひらに 火を渡るまこと大きなマスクして 寒卵一つはさびし二つ割る ゆふぐれのゆたかに永し春立つ日 立春や家のまはりの草を抜き 荒星や部屋に茂れる観葉樹 日の差してきて臘梅の立派なり 枯れきつて風になびかぬ枯尾花 寒卵割る今朝ひとついつもひとつ |
石橋玖美子 桑田津海坊 寺澤 慶信 栗島 弘 半田 良浩 秋山 洋一 深津 健司 権瓶 玲子 田邉 文子 大井 正淳 深津 塋子 寺澤 慶信 浅井 敏子 城下 洋二 今野志津子 田中 修明 城下 洋二 牛嶋由美子 後藤 清美 渋谷 澪 |
記・石橋玖美子 |
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