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あんず句会(藍生関西9月例会) (平成23年9月2日) |
主宰ご出句 | ||
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父母は 露草のひとつひとつに露の玉 つぎつぎに星とぶ祷り深ければ 咲き揃ふ露草黒松の根方 再入門までの彷徨露の玉
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特選句 | |||
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焚きはじむ紙銭の嵩や蘭盆会 まつたうに生きて踊の輪に入る 御手失せし転利(こうり)観音百夜草 死者容れて柩となりぬ夕蜩 ははの骨土へかなかなかなかなかな 鎮魂の跳人の汗となりにけり 爽やかや涙くやしき青春句 黒き蝶くる寂庵の青もみぢ キーン氏の永住決意震災忌 つゆ草や二升の米を手みやげに 巻紙をたたむや虫の夜となり 一せいに暁蜩の木霊かな 星飛んで子があつと言ふあつと見る 夕ひぐらし幼くなりてゆくばかり 簡潔に遺言記すさやけしや 妙の火のをんなを隠す法の闇 秋口の風彼のシャツふくらませ 流星の残像に星ながれけり |
森光 梅子 寺島 麻里 出井 孝子 さとうかしこ さとうかしこ 波谷 櫻女 清水 憲一 長 晴子 奥 良彦 河村喜代子 横山 笑子 寺島 麻里 河辺 克美 植田 珠實 出井 孝子 今阪 雅子 中村 昭子 滝川 直広 |
記:寺島麻里 |
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