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黒田杏子
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雪霏霏と節分草も見当らず 白加賀の雪に咲きだしたるあした 紐育より原炎馬寒日和 白鳥も大菱喰も帰心のこゑ 会員富澤統一郎さん百二歳 二月四日早朝に 立春大吉大知識人大往生 青竹になみなみと酒春の雪 夜の梅四合の酒あればよし 常温の酒白子干あればなほ 立春のはがき小三治師匠より 梅林の雪後の句座となりてゐし みつまたの莟にあたる雪の音 白塔会 若杉先生お着きヴァレンタイン句座 句座果てて月の嵯峨野の雛祭 坂東吟行第31回三月二日 館山泊 夕日看て朝日をろがみ花を待つ 鳥雲に入る坂東の結願寺 |