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あんず句会(藍生関西5月例会) (平成20年5月16日)
会場:曼陀羅山寂庵 兼題:薄暑・新茶・夏燕 |
主宰ご出句 | ||
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桐高く藤垂れ高野朴ひらく
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特選句 | |||
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老鶯の木霊いくたび鞍馬山 啼きながら薄暑の月へはぐれ鳥 柿若葉自信持ちたし笑ひたし 夏燕いまさら乗れぬオートバイ 引込みのつかぬ百足を叩きけ り 寂庵を庭師のはしる薄暑かな 燕くる日の寂庵の風うまし 新緑の中に滴る息吹かな うまい茶をくれの声はい新茶です 書きうつす新樹の雨をききながら 年々にたまわる新茶あつく淹れ 夏つばめ空はさびしきものならず 曳売の野菜に残る虹の色 夏燕来よ湖想庵軒端まで 庵主様八十六歳夏燕 ![]() |
清水 憲一 |
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写真:長晴子(c) 記:角谷彩子 |
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