例会トピックス 

第181回 藍生9月例会

(平成19年9月9日)
会場:池袋芸術劇場大会議室

主宰ご出句

松山にて俳句甲子園審査委員をつとめる
俳句少年少女整列天の川
第十回俳句甲子園審査委員をつとめる
剛毅なる少女俳人稲びかり
第十回目の審査委員をつとめる
星とんで号泣俳句甲子園

特選句
  葉書来信封書復信夜の秋    
桃切つて流星群を待ちにけり  
月蝕の夜をはげしき稲光    
星走る刹那刹那に息を継ぎ   
秋の?みんな空見て死んでゐる 
鱗雲発車もうすぐかもしれぬ  
人遊ぶ時を働き盆の月     
かなかなやゆつくり町へ山の雨 
万華鏡廻す手の皺敗戦日    
頸ほそき鳥秋口の風ふけば   
早穂熟るる頃や短き旅に出て  
月満つる夜邯鄲の鳴きやまず  
身に余る月の光を本門寺    
ひとり居てひとり以下なる野分中
瞑りて母とみてゐる遠花火   
源流へ愁思の淵をかぞへゆく  
その人の眼の中の終戦日    
故郷の山河あまねく盆の月   
水のこゑ盆提灯のひと座敷   
万の蓮開いて風の渡りけり   
にぎりめし頬張る秋の雲流る  
かはほりのちひさく叫ぶ秋暑の夜
無口なる子のせつせつと墓洗ふ 
寺澤 慶信
二宮 操一
有住 洋子
木寺 洋子
中川 肇
田中 啓介
森田伊佐子
田中 修明
池田 正恵
栗島 弘
小松勢津子
深津 健司
軽部 梢
小木曽仁子
深津 瑩子
寺澤 慶信
藤井 正幸
各和 正雄
植村やよひ
岩井久美惠
桑田津海坊
小池 啓子
入沢まき子

記・写:後藤 洋


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