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黒田杏子
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八月二十四日・二十五日宮沢賢治生誕祭俳句大会 あわせて「藍生」みちのく勉強会七句於花巻 流星のわれに棲みつきたるあまた 銀河濃し碑に棲む賢治光太郎 流星群賢治生誕百十年 新涼のセロヴァイオリン兄妹 山暮れて瀧暮れて人暮れてゆく 三十七歳宮沢賢治秋螢 みちのくの露けしと酌む酒五勺 盛岡八月二十六日 暁の蜩墓山に急ぐべし 坂東吟行益子西明寺ほか三句 新涼の弘法大師無尽水 遠蝉やかまぐれをんな志願われ 邯鄲や濱田好みしおまんじゅう 早起きの暦九月に入りしかな 零余子こぼるる朝刊をとりに出て 「BS俳句王国」スペシャル九月二十三日放映 一片の月速かりき一遍忌 露けしとなつかし瞑りにけり |