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第156回 藍生1月例会 (平成17年1月9日)
会場:文京シルバーホール |
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| 母と剪る白玉椿海の風 | 岩井 久美恵 | ||
| 日の中に少し風ある冬の草 | 石川 秀治 | ||
| 酒を断つ古里を断つ年新た | 小熊 房子 | ||
| 一礼の春着の人のかすかな香 | 横沢 朝子 | ||
| あらたまの雪踏んで来る相撲取 | 中村 朋子 | ||
| 日あたりに来て散らばりぬ鴨の列 | 田中 修明 | ||
| 餌付人佐野氏に返す時雨傘 | 山口 都茂女 | ||
| 数へ日の静かなる海母の家 | 岩井 久美恵 | ||
| 水鳥に逢うてさみしき川となる | 今西 美佐子 | ||
| 小白鳥カットグラスの氷鳴り | 大場 敦子 | ||
| 男の寡黙女の愚か年明くる | 岡崎 華与 | ||
| 日の三度母と飲食浮寝鳥 | 海野 山椿 | ||
| 歩み出す膝に日の来る枯野かな | 古橋 淑子 | ||
| 雪来るときれいに庭を掃きにけり | 今野 志津子 | ||
| うすぐらくなりはじめたる障子かな | 栗島 弘 | ||
| 寒昴未だ途上と思ふとき | 上村 章子 | ||
| 飛んで来て運河の雪の鳥となる | 横沢 朝子 | ||
| 書き添へて今年限りとある賀状 | 飯倉 あづま | ||
| ざっくりと笹鳴の藪刈られけり | 竹内 貴久枝 | ||
| 初稽古真直立つことままならぬ | 岡崎 弥保 | ||
| かずかずの不幸都鳥は知らず | 田邉 文子 |
| 記:後藤 洋 |
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