藍生13周年のつどいと記念句会

第一部 授賞式    各賞受賞おめでとうございます

授賞者
藍生賞       中村祐治  今野志津子  安達 潔
藍生新人賞    五十嵐秀彦  有住洋子  篠田くみ子
藍甕賞       岩井久美恵
藍華賞       坂本宮尾






第二部 講演 志賀勝氏  


第三部
祝賀懇親パーティー

13周年のつどい、夜の句会

日時:11月8日(日)19時30分〜
  会場:麹町、月やま会館座敷

 藍生つどい、大会恒例の夜の句会が、今回もつどい会場の東條会館近くの月やま会館座敷にて行なわれた。今回藍生賞受賞のお二方、という豪華メンバーによる司会進行で、同時進行の懇親飲み会組とは一線を画した十三名の参加者による熱気が夜の更けるまで続いていた。

司会進行:中村祐治、安達潔
2点句以上の高点句と特選1点句を紹介

 自転車の灯せる冬の草もみぢ       石川 秀治
 立冬の霧をあゆめる少女かな       森田 正実
 煮てしまへ祐治・潔を鍋に入れ      丹野 麻衣子
 立冬の月追ふ窓のくもりかな        森田 正実
 秋草の中秋草を眺めをり          石川 秀治
 初時雨ライターの音バス停に       石川 秀治
 喜びも半分冬の月昇る           田川 研一
 東京はかくもうるさし枯葉飛ぶ       北村 ひかる
 牡蠣鍋の蓋開くる時司祭めき       伊藤 通子
 闇汁や硬くひびける白障子        大谷 弘至
 立冬の酒呑む刻を月うごく         森田 正実
 ひやひやとしてゐる神無月の窓      丹野 麻衣子
 山茶花の朝の無傷の白さかな       伊藤 通子
 目を閉じてなぜここにゐる小春かな    五十嵐 秀彦
 小春日や母に姿勢を正さるる       鎌田 ゑり
 立冬の月見うしなふ三宅坂         森田 正実
 地球まだ青しコンビニおでん鍋      伊藤 通子
 ばらばらに歩いてゆけり神無月      丹野 麻衣子
 札幌のひそひそ噺文化の日        安達 潔
 冬の川守宮鴉わたりけり          安達 潔
 立冬の月のうさぎの横向きに        森田 正実
 さらさらと降り出して来し枯蟷螂      石川 秀治
 風筋のひとはの翳る冬初め        五十嵐 秀彦

 

記・写真:後藤洋

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