第19回まちづくりソフトウェア最前線研究会 「まちづくりコミュニケーション・システムについて」国土技術政策総合研究所 高度情報化研究センター 住宅情報システム研究官小林 英之 氏 |
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第19回まちづくりソフトウェア最前線研究会 「まちづくりコミュニケーション・システムについて」国土技術政策総合研究所 高度情報化研究センター 住宅情報システム研究官小林 英之 氏
森総理のIT政策の時代にwindows2000をサーバーで景観シミュレーターをアップ、3次元表示、編集を行うビューワーとして展開する。
開発した技術の概要
・まちづくり(再開発、区画整理、連続立体等)の
現況と将来像・計画案を3次元データとして作成
・現場事務所等で立体的に表示
・インターネットで配信するWEBサイト
・各家庭・職場・学校などで3次元表示・編集を行うビューワ
・意見・提案等(文、画像、3次元データ)をインターネットで収集
・寄せられた意見・提案等を審査の上、掲示板に公開
・全て、基本的にオープン・ソースのフリーウェアとして公開・無償配布可
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・景観シミュレータの改良
@サーバーから開された3次元データを
家庭や学校・職場などのパソコンに
ダウンロードし表示する機能に限定した
ミニマム・システム(ビューワ)
A初心者でも簡便にデータ作成が
行えるように操作環境の改良
(クリエーターズ・キット)
B地元集会所等で、3次元データを
立体的に表示するための装置
及びソフトウェア
・新規開発
Cビューワやクリエーターズキットを配布する
ための共通WEBサイト(国総研に設置)
D各事業毎の情報発信と提案受付のための
サーバー側の標準サイト
(データベースをバックに持つ、
VBスクリプトによるサーバーシステム。
各モデル事業毎サイトの雛型として使用)
E提案された意見を審査した上で掲示板の
コーナーをダイナミックに更新する審査機能
まちづくりのためのコミュニケーションシステムの概要サイト
http://sim.nilim.go.jp/MCS/seika/happyou/1P.html
市町村役場をユーザーとして想定している。
報告書は
http://sim.nilim.go.jp/MCS/seika/index.html
で見れる。
今後の展望:これを基礎とした展開
−多次元GIS指向(都市や地域の過去・現在・未来)
−行政支援システム指向(建築確認申請自動化支援)
−国際化指向(日韓科学技術協力協定等)
−シミュレーション指向(規制・誘導による都市の将来像)
景観形成推進事業費の関連も期待される。
スイスの直接民主制による景観条例は非常によく守られる。
http://sim.nilim.go.jp/MCS/AUTUMN/P16.htm
スイスの直接民主制による景観条例の抜粋
第42条 屋根の形状、構造
a)ヴァリス式の屋根の慣例に従い、20〜25°の角度、即ち30〜45%の勾配とする。
b)屋根上の構造物、例えばエレベータの機械室等、及び作り込みのバルコニーの為の屋根の欠き込み等は禁止される。
c)屋根上に設けられる煙突及び屋根の採光窓は、不適当な(大きすぎる)寸法のものについて禁止とする。(●数量規定なし)
第43条 建築の方位
a)建物の前面は、その地区の一般的な建物の方位に合わせる
b)村役場は、同じ向きの建物の区域を指定することができる。
c)村役場は、特定の(個々の)建物の向きを指導することができる。
第45条 看板、及び標識
a)看板は、屋根のかかっていない地面の上に張り出してはならない。
b)域外の企業の、照明付看板は禁止される。
c)村落区域内では照明付看板は禁止される。
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