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非常食研究会Emergency/disaster food

地域安全学会 東日本大震災ワークショップ2013 in大船渡 & 出張先の風景


2013年9月20日(金)10:30-17:00
会場 岩手県大船渡市 カメリアホール
懇親会場 大船渡プラザホテル

主催:一般社団法人地域安全学会
地域安全学会は2010年6月に春季発表会及びシンポジウムを大船渡市で開催しました。
その時は、まさか1年後に大震災が起きると思っていなかったので、もう2度と来ないかも知れないと、
さいとう製菓本店を訪ねたり(かもめの玉子のファンです)民家の屋根を眺めたり
あちこち訪れたのでした。

今回のワークショップの参加者にも大船渡にいろいろな思い出をお持ちの先生が多い様子で、
2010年学会と同じ会場のホテル(奇跡的に内部リニューアルで再興)での交流会は、
いつにもまして楽しく盛り上がっていました。

個人的には、前回まで事務局の仕事をしていたので、初めて発表会場に着席できて嬉しく、
本当に勉強になりました。
ワークショップは通常の発表会と同じ形式で、持ち時間約10分、うち発表7分質疑応答3分程度です。
非常食研究会としては、自分達の発表(テーマ「被災地の余剰生産物を活用した循環型非常食」)がありました。
地域安全学会では食に関する研究は殆どありませんが、今回のプログラムでは関連する内容もあり、
また注目の発表を聴こうと2会場を行き来しました。以下その中でも特に注目した発表です。

・山口大学 村上ひとみ先生他:EEFIT(英国の調査団)による復興状況の調査
規模が大きい震災のため、復興過程を広範囲に調査。岩手・宮城6市で復興状況、
NGO活動をヒヤリング。石巻街なか創生協議会、SAVE TAKATA、NPO桜ライン311、
気仙沼の防潮堤計画等、岩沼の千年希望の丘プロジェクト、など。

・明治大学 中林一樹先生他:(代理発表小田切先生):被災者の復興感に関するアンケート調査
被災3地域の旧住所へ調査表を郵送し30%の回答を得る。
特徴的には、住まい、収入(就労)、食生活という回答が共通して高かった。
生活に関する復興感に食生活の回復の程度が大きく関わっている。

・名城大学 柄谷友香先生:仮設施設による事業再開プロセス
陸前高田でのプレハブ店舗による事業再開の実例4件。
早い時期に再開した店舗は、非常な低コストで、良い場所を確保、売上げも良い。
ただし初期のため助成は受けられず、自力再開。あくまで仮店舗の状態。
他方、時間とお金をかけて再開した店舗は、一度従業員を解雇して後に再雇用する形を取り、
資金援助を受けながら、仮店舗というより長期経営を見越した店舗作りをした。
商業というものは復興の側面だけではなく、プラス生き甲斐にもなっている。

・富士常葉大学 重川希志依先生他:福島被災者の生活再建過程
エスノグラフィーの手法を用いた、福島県外の生活再建過程の調査。4人の被災者の例。
初期の段階では公的情報が入らず、何が起きたか分からず避難が遅れたケース、
原発事故を予測したり、家族の健康を優先して行動したケース。
共通するのは地元を離れるにつれ、情報が来なくなった事、
生活再建は自力での活動により成されている事。
地元への思い、生活再建が出来ていない人達に対する負い目など複雑な感情がある模様。
*********
地域安全学会は毎年、春季発表会&公開シンポジウムを全国の被災地で開催していますが、
とても意義があると思います。東日本大震災ワークショップも、続けて行く方針との事。
自分達も連続参加して頑張りたいと思います。

出張先の風景:
大船渡 赤崎
港湾付近では、ガードレールは曲がったまま、流された住宅の跡地が草に覆われ原っぱとなって
広がっていました。そうした場所にプレハブ店舗があり、復興隊による赤崎復興市場が開催されていました。
美味しそうな野菜を購入。皆さんの笑顔がまぶしかったです。
店舗の方にお話を伺いました:
高い鉄道の上を波が越えた。(鉄道の向こう側に、1軒だけ残った家は、
記念館として保存整備) 用水溝の水位が上がって来た。津波が来るまでの30分で、
近くの丘や山に駆け上がって、助かった人が多かった。自衛隊が到着する迄は、
作業所や集会所に集まり、パンや商品の残りを食べた。
山頂まで、自動車でも一気に登れるようになっている。
お話によると、過去も津波に襲われているため、大船渡の人の頭の片隅には、津波の事があるとのこと。
ここの人は、日頃から、鍛えられている、という言葉が印象に残りました。

紫波農園(岩手缶詰(株)直営店)
ラフランス、ブルーベリーの果実および加工品、ワイン、ジュース、ジャム
また、水産加工品の缶詰、小岩井農場、近辺のお土産などを販売。
東京では銀座のアンテナショップで販売していますが、
魚の水煮や味付け缶詰の一部のみなので、見かけない商品も多かったです。
ここで食べたピザが、素晴らしく美味しくて、[花マル]!

帰宅して発見した事。3.11の後に被災地を訪れた際に泊まった仙台の旅館と、
今回止まった旅館が同じでした。震災の直後は、無事だった建物の一部のみでの営業で、
それでも被災地に来ている人のため懸命に営業されているような状態だったため、
同じ旅館だと気が付きませんでした。すっかり再建されていて、本当に良かったです。


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