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非常食研究会Emergency/disaster food

ヒアリング:江崎グリコ株式会社


日時 2012年4月17日 
江崎グリコ株式会社
営業本部 事業開発部(首都圏)
畑 貴士 (防災士) さん

大変な売上となり品切れ状態が続いている『ビスコ保存缶』を中心に、以下についてお聞きしました。
・非常食に対する基本的な考え方
・長期保存可の実現への努力
・賞味期限による非常食の大量破棄を防ぐための工夫(リサイクルなど)
グリコさんは非常食に対しては明確な概念を打ち出しています。
”グリコ 防災備蓄食品のご案内”というリーフレットには、「備えるのは、普段づかいの安心感。」
の言葉。食べ慣れているものを非常食にしましょうというおすすめです。
なじみが無い食品を配られても口に合わないと感じがちで、廃棄へつながります。
この製品の特徴は、店頭で普通に販売されているビスコと同じビスコを非常食にしたという点です。
一般には、食品を長期保存可能にするためには、材料の配合を変えるなどの工夫が必要になります。
ただし、これには味が変わってしまうという難点が伴います。
グリコさんでは長期保存可能な製品の候補として多くの製品を試験して、選ばれたのがビスコだそうです。
通常と同じ美味しさにするために、配合を変えずに真空パッケージの技術を用いることで
5年という長期保存期間を達成しています。
今年には第2弾として『温めずにおいしく食べられる カレー職人』を発売、こちらも大変な好評となっています。
暑い日に食する考えの”冷製”とは似て非なる、”温めなくても食べられる”カレーは、
ありそうでなかった発想ですが、被災地での声を参考にされたということです。
ビスコの味へのこだわり同様、このカレーも甘口と中辛の2種類を用意し、幅広い年齢の人が
食べられるように配慮されています。
また、賞味期限前に製品を引き取るしくみの可能性についても検討されているということでした。

*お話を伺った畑さんが実は『ビスコ保存缶』を考え出されたそうで、この製品の販売促進のために
企画から営業へ回られたとのこと。グリコさんは企業として被災地の復興支援の取組みをなさっていますが、
それに加えて、畑さんは、日常から消費者が買って常備しておき、非常時には役に立つ製品を
作ることが、食品会社として、より社会に資するのではないかというお考えをお持ちでした。

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