平成17年度 知的財産権法大学院講座 講師のご紹介

「不正競争防止法」・「知的財産基礎法学」

講師 千葉大学名誉教授 満田 重昭

満田 重昭氏写真

略歴:金沢大学助教授、千葉大学教授、千葉大学名誉教授、桜美林大学教授、マックス・プランク知的財産法研究所研究員歴任。弁理士試験委員、産業構造審議会委員歴任。

講師のことば:「不正競争防止法」:不正競争防止法の目的規定は、「国際約束の的確な実施」の確保という文言を設け、経済産業省の知的財産政策室の積極的な立案姿勢を明示している。現にこのところ1〜2年ごとに改正が行われ、この法域は世界の大勢に沿い、時にはそれを先取りして発展を続けている。その動態を通観し、基礎原理についての省察を深める。その際知的財産諸権を補完する機能に特に注目する。
「知的財産基礎法学」:知的財産権は取得にも、維持にもコストのかかる権利であるから、その目的、特質、価値評価、利用方法を良く心得て活用する必要がある。活用する主体は主として企業であるが、国家も立法、行政、司法を通じてその価値の実現に参与し、個人もそこから利益を受ける。この内的関連を理解して頂くことが講義の目的である。

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