三菱コルトF2000 VS Tetsu Lotus 69 の対決に沸いた“1971年日本グランプリ”。 そのビッグレースのサブ・イベントとして開かれた TS-a レース(排気量1600ccまでのツーリングカー a レース)に今回はスポットを当ててみたい。

 このレースには、ニッサン・ワークスの“ブルーバード1600SSS(2ドアファーストバック)”が黒沢、北野の2台をエントリーしていた他に、トヨタ自工からもワークス・カローラ&パブリカがエントリーしていた。そんな中1台の豪く目立つ “いすゞべレットGT-R” がエントリーしていたのをご存知だろうか。 ボディ全体をユニオン・ジャックで塗装された “ビッグベン べレット” である。

 当時としては、すでに過去の車になろうとしていた いすゞべレット であったが、この日の主役は優勝した 黒沢元治 のブルーバードであることは疑いないことだが、強烈に脳裏に焼きついたマシンは、このビッグベン べレットであったのではないだろうか。
ブルーバード2台に次いで予選3位で通過した 大森 祥吾 ドライブの ビッグベン べレット は、決勝レースにおいて、なんと富士のフルコースを舞台にワークス・ブルーバードを抑えて3周までトップを快走し続けたのだ。

 今回、日本の埋もれたマシンたちをモデルカーを通して再現し続けている“野上 稔”氏が製作されたと聞き、ご協力頂き紹介させて頂けることになった。 しかしいつもながらの素晴らしい仕上がりに驚愕してしまうことしきりだ。
 

 
 TOP : #43 The Big Ben Bellett driven by Shougo Ohmori in 1971JapanGP.
 

TOP : Mr.Big Ben in Suzuka 500Km 1971.

TOP : Nissan Works Bluebird SSS with The Big Ben Bellett.
Built by Minoru Nogami.

TOP : The BigBen Bellett & Isuzu Bellett R6 Coupe.
1/24scale Fujimi Bellett modified.
 
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(C) Built and photographs by Minoru Nogami.