“決戦!BOAC500マイルレース”
1967年の世界マニファクチャラーズ選手権は、近年稀に見る大接戦で、チャンピオンシップの行方は、最終戦ブランズハッチ・サーキットで行われる“BOAC500マイルレース”に持ち込まれた。
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翌日、TETSUは、再びカレラ10のステアリングを握り、1分42秒5出すことに成功。さらに、本番用の2.2リッターカレラ10にも試乗し、ハンシュタインに好印象を与える事に成功する。そして、5台のワークス・ポルシェの内1台にTETSU
IKUZAWAの名前が記される公算が強くなってきた。
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TOP : TETSU and his PORSCHE 910 at Brands Hatch in 1967. TOP : TETSU and Works Porsche Team.
TOP : Works PORSCHE 910 drivin by
TETSU IKUZAWA at Brands Hatch in '67 BOAC 500's practice.
(C) Photographs by Joe Honda. |
“恨みのグラハム・ヒル”
プラクティスの後、ハンシュタインがTETSUのそばに来て「君のシート合わせをするから帰りにガレージに寄るように」とTETSUに伝えた。
最大のチャンスをモノにする前にTETSUのワークス・ポルシェ・ドライバーとしてのデビューは夢と消えてしまった。
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(C) Photographs by Joe Honda.