TOP : The Toyota 7 of Tokyo Racing Car Show in 1970.

TOP : The Toyota 7 at Fuji in April 26, 2007.

(C) Photograph by Hirofumi Makino.

 
The Team Toyota Again サイト開設にあたって

 今回、鮒子田 寛氏の栄誉あるお誘いを受けて、あの栄光の「チーム・トヨタ」同窓会に同席させて頂くことが出来ました。そして、皆さんの当時のお話しを聞かさせて頂いているうちに、当時のその熱い思いがひしひしと伝わってくるのがわかりました。実際私自身も涙が出るほど感動してしまいました。
そんな思いから、どうしても「チーム・トヨタ」の皆さんのためにこのサイトを作る決意を固めたわけであります。
このサイトは、過去の「チーム・トヨタ」の活躍や各ドライバーの皆さんのヒストリー以外にも、これからの「チーム・トヨタ」がらみのニュースなども出来る限り載せていきたいと思っております。
しかし、個人で運営しております関係上、行き届かないことも多々あるとは思いますが、その点はご了承頂ければ幸いです。

主宰者
"The Team Toyota Again" 
Web Site Menu 

What's new 
Last Update(11/Sep/2010)

The Legend Of Team Toyota

The History Of Drivers

Link

“偉大な戦士たちと劇的対面” 
 
 平成14年7月21日、ここ富士スピードウェイ コントロール・センター2階会議室において、あるミーティングが開かれていた。もし、今の若者がそのメンバーを見たとしたら、単なる会社の役員会とでも思ったかもしれない。
 しかし、私のような“60年代モータースポーツ馬鹿”を自称する昭和30年代前後に生まれた中年男が、もしその会議室に入場を許されたとしたら、まさに飛びあがらんばかりに狂気乱舞したことだろう。
「Team Toyota」。この言葉が意味することはあまりにも重要なことであり、ある意味では私の青春の1部とでもいって良い言葉でさえあるのだ。
「細谷四方洋」、「田村三夫」、「鮒子田 寛」、「久木留博之」、そして、「見崎清志」。
この男たちが、今、私の目の前にいるのだ。嘘ではない。
「トヨタ スポーツ800」、「トヨタ1600RTX」、「トヨタ2000GT」、「3リッター・トヨタ 7」、「5リッター・トヨタ 7」、「マクラーレン・トヨタ」、そして、「ターボチャージド・トヨタ 7」。
これら夢のようなレーシングカーたちを自由に操って富士や鈴鹿を駆け回った若きトヨタの戦士たちが、この日、まさに32年間の時空を超えて、ここ富士スピードウェイで劇的な再会を果たした瞬間だ。
私はこの記念すべき“Team Toyota 同窓会”に光栄にも立ち会うことが出来き、まさに夢のような1日を過ごすことが出来たのだった。

TOP : The Team Toyota Youngers !!?
(C) Photograph by Hirofumi Makino.
 
“何故、今“Team Toyota ”なのか!?” 

 約30年振りに、当時のドライバーの皆さんが、なぜゆえに同窓会として集まられたのかを、当時Team Toyotaのキャプテンをされていた細谷四方洋氏にお尋ねしてみた。
 

 日本のモーター・スポーツ史は、“TEAM TOYOTA”の歴史を抜きには語れないと言っても過言ではないと常々思っていました。ところが、30年の時の流れがその存在自体を過去のものとして忘れつつあります。

 当時、ドライバーを含め、“TEAM TOYOTA”に関わった全員が、総ての情熱を傾け、大きな代償を払ってまでも、トヨタ2000GTトヨタ・7等、当時としては革新的なスポーツカーやレーシングカーを開発し、日本グランプリを始めとするビッグレースに挑戦し続けた理由は、各個人違うとしても、結果として、大げさに言えば、日本の自動車業界の技術力の発展・向上に貢献したと言えるでしょう。

 今年から、トヨタ自動車は、モーター・スポーツ界の頂点に立つF-1グランプリに挑戦しています。 我々としては、この機会に、トヨタ・モーター・スポーツの原点とも言える“TEAM TOYOTA”を、是非、レースファンのみならず、一般の人々にも理解して頂けたらという願いを込めて、約30年振りに“TEAM TOYOTA”のドライバー諸氏に集まって頂き相談した結果、啓蒙活動をしようではないかということで意見が一致しました。 

  今回、ホーム・ページ「くるま村の少年たち」の主宰者の牧野さんのご好意で“TEAM TOYOTA”のホームページを開設して頂くことになりました。このホームページを通して、多くの人々に“TEAM TOYOTA”の歴史、活躍を理解していただければ幸いです。
 

                                                                                                 "Team Toyota"チーム・トヨタ 
細谷 四方洋 


 **********************************************************************************

Team Toyota”正式メンバーは下記の通りです。( Team Toyota 加入順 )


 1) 細谷四方洋 ( Shihomi Hosoya)
 2) 田村三夫 ( Mitsuo Tamura)
 3) 福沢幸雄 ( Sachio Fukuzawa)  − 故人
 4) 津々見友彦 ( Tomohiko Tsutsumi)
 5) 鮒子田 寛 ( Hiroshi Fushida)
 6) 大坪善男 ( Yoshio Otsubo)
 7) 見崎清志 ( Kiyoshi Misaki)
 8) 蟹江光正 ( Mitsumasa Kanie)  − 故人
 9) 久木留博之 ( Hiroyuki Kukidome)
10) 川合稔 ( Minoru Kawai)  − 故人
名誉会員 
11) 浮谷東次郎 ( Tojirou Ukiya) ― 故人
“浮谷東次郎を名誉会員に!!”

 浮谷東次郎をご存知だろうか?
若くして鈴鹿サーキットでのテスト中に事故で亡くなった将来有望なドライバーでありました。現在は、単にドライバーとしてでなく、そのスケールの大きな生き方に多くの若者が共鳴し、そして支持されているのが現状である。
詳しくは、「IL SAMARITANO TOJI'S CLUB」オフィシャル・サイトをご覧頂きたい。
 その東次郎氏を是非“Team Toyota”の名誉会員にと唱えているのは当時Team Toyotaキャプテンをされていた細谷四方洋氏である。もちろん、他メンバーたちに異論はまったくない。
 以下、細谷氏にうかがったコメントを紹介したい。
 

 トヨタ2000GTの開発前段階の頃、浮谷東次郎君は船橋サーキットで盛んにロータス・エランに乗っていたんです。彼がロータス・エランに乗ったことによってスポーツカーとはかくあるべきだという確証をよく彼が言っていました。4輪独立懸架、ダブル・オーバー・ヘッドカム(DOHC)、ディスク・ブレーキなどを提唱し、トヨタがスポーツカーを作るのならこれらのことを全部取り入れるべきだと常々彼はアドバイスとして我々に言っていたんですね。
一般的に言われる自由奔放な東次郎とは全く違う世界の東次郎もあるんですよ。
しかし、理想的なトヨタ2000GTを見る前に彼は亡くなってしまったからね・・・。
もし生きていれば日本グランプリにトヨタ2000GTで出ていただろうし、チーム・トヨタでの中心的な開発ドライバーにもなっていたことは確かだったと思う。
これらの理由によって東次郎を是非“Team Toyota”の一員として迎えようじゃないかということになって全員一致で決めました。
元チーム・トヨタ キャプテン 細谷四方洋

TOP : The TOYOTA 2000GT speed trial of TEAM TOYOTA at a yatabe in 1966.
From Left : Hiroshi Fushida, Tomohiko Tsutsumi, Sachio Fukuzawa, Mitsuo Tamura, and Shihomi Hosoya.

TOP : The TEAM TOYOTA again at a fuji sw in 2002.
From Left : Shihomi Hosoya, Mitsuo Tamura, Hiroshi Fushida, Kiyoshi Misaki, and Hiroyuki Kukidome.
(C) Photograph by Hirofumi Makino.

TOP : Tomohiko Tsutsumi and Yoshio Otsubo.
(C) Photograph by Hirofumi Mkino.( Left side)
Special thanks photograph by MADHOUSE.( Rightside)

 上の写真は、当日諸般の理由で残念ながら参加することが出来なかった津々見友彦氏(左)と大坪善男氏(右)であります。幸いにして津々見氏とは8月3日に行なわれました毎年恒例の“TOJI'S CLUB”にてお会いすることが出来ました。主宰者としては、いつの日か大坪善男氏ともお会いしたいと切に願う次第です。


TOP : The New Team Toyota T-Shirt ??


GO TO TOP

GO TO MENU

(C) Photographs, text reports  by Hirofumi Makino.