MACHINES GALLERY

Matra M630
( 1967 Le Mans Test Day )
1/24 Scale Resin Body
 ミサイルメーカーだったマトラが最初にル・マンに挑戦したのは、1966年でした。BRMのエンジンを積んだ2リッターの小さな車でした。
しかし、その年は、ポルシェカレラ6やディノなどの強力マシンがいたことや、まだ耐久性に難のあったマトラは目立った成績を残すことが出来ませんでした。試行錯誤の結果、マトラが強力になるのはF1での成功を経て、1970年代になってからなのですが、今回紹介するのは、以前HP上で「哀愁のル・マンテストディ」という企画ページを作った時に製作した1967年型プロトタイプカーのマトラM630です。
M630は、BRMエンジンを搭載した2リッター以下のプロトタイプカーに標準を絞ったマシンでした。また、その頃のマトラは、まだまだポリシーが固まっていなかったようで、例えば前年のマシンにアメリカンV8エンジンを積んで走ってみたりとか試行錯誤の連続でした。
 
 さて、当時の猫田商店のレジンボディの内側をかなり削って一応スロットカー用のボディとして製作したのですが、とてもレースが出来る重量に仕上げることは出来ませんでしたので、あくまでも雰囲気を楽しむために作ることにしました。
オリジナルボディは、1967年のル・マンに出場したM630でしたので、その前のル・マンテストディ仕様にするためには、リアカウルをカットし、プラバンでその特徴的な鋭角なリアカウルに作り直しました。また、サイドウインドウを大きめに修正、フロントライトを丸目から角目にしています。デカールも、なぜか両サイドのゼッケンの大きさが違うなど細かいところにも気を使ってみました。
 HP製作時のシャーシは、インライン式プラフィットを使っていましたが、その後にエクセルシャーシに変えています。リア幅が広いので走行してみると安定性はあるのですが、なにせ重すぎるため遅いです。
しかし、フランスの車はなぜか不思議な形の車が多いです。でもそこがまた良いところなのではと改めて感じているところです。




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(C) Photographs,textreport by Bon Makino.