MACHINES GALLERY

Lola T280 DFV Driven by Jo Bonnier
( 1972 Daytona 6 hours )
1/24 Scale Resin Body
 愛しのローラというタイトルでかなり前にレポートを書いたことがありました。
それだけ私にとってのローラというレーシングマシンは魅力的なマシンだったんです。
1963年に登場したローラGT(MK6)を1/32モノグラムのモデルカーで初めて見た時(・・・それをコピーしたと思われる三共のゼンマイカーだったかな?!)のその丸みを帯びたボディラインには子供心にも感銘を受けた記憶があります。
そして、1973年頃に登場したニッサンチェリーX1Rのリアエンドの形状を見た時、「あっ、ローラGTの真似だぁ!!」と真剣に思ったものでした。
 ローラのデザイナー兼オーナーのエリック・ブロードレィはその後、フォードGTの開発に携わった後、成功作ローラT70を発表。MKII、MKIII、MKIIIB、T160-222などへと進化していくわけであります。その中でもT70MKII、MKIII、そして、T280-290というマシンたちは大のお気に入りマシンたちでありました。
 そして今回製作するのが、日本の富士グランチャンにも登場したローラT280 DFVです。1972年の世界メイクス選手権にフェラーリ312PBやアルファロメオT33、そして、マトラMSなどに可憐に挑戦したローラ。まさに妖精のような輝きを放っていました。特にジョー・ボニエの乗るイエローに赤白のストライプのマシンは、時としてフェラーリやアルファを追い詰めるパフォーマンスを見せ、その存在感をアピールしていました。とにかく市販されているマシンというところが凄いです。
日本でも1972年に高原敬武選手が購入、富士GCにそのスピードを見せつけ、いち早くF1エンジン音を私たちに聞かせてくれました。

 さて、そのローラT280を作るにあたり、どの仕様にするか迷ったのですが、やはりジョー・ボニエのイエローが昔からのイメージだったので、ライトがなく、リアエンドが切りっぱなしの唯一の仕様であるボニエ車のデイトナ出場車を作ることにしました。
左の写真は、同じく作り始めたラング・クーパーとのショットであります。
タイヤとインナーホイールのバランスも大事で、この時代のトレンドでもありましたリアタイヤが大きく、フロントが小さいという感じに仕上げてみました。

 サフェーサーを吹きつけ、表面を研磨したところで、まずはホワイトを全体にスプレーします。その後左の白のラインのところにマスキングテープを貼り、濃い目のイエローをふきつけました。私のこのローラのカラーリングイメージとしては、レモンイエローではないもっと濃いイエローだと思っていましたので、今回はそのイメージ通りにするためにイエローをスプレーした後さらに、キャメルイエローを吹きつけることにしました。

 赤のストライプは、モデラーズ製赤デカールを切り抜いて貼りました。
ゼッケンナンバーは、PCによる自作です。

 クリヤーを吹き付けた乾燥させドライバーを乗せたコクピットとDFVエンジン、そして、自作したリアエンドを装着します。
エアファンネルは、ちょっと大き目のハトメを使用して、茶漉し網を型押ししてファンネル口部分に、両サイドにあるエキゾースト冷却用と思われる開放部も茶漉し網でカバーし、それぞれ瞬間接着剤で接着しました。
リアエンド部分は、プラバン、ピアノ線、ストロー、クリヤーライトなどで自作しました。
また、プラバンで作ったリアウイングは、リアエンドサイド左右垂直フィンにピアノ線を通しストッパー代わりとし、接着しました。


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(C) Photographs,textreport by Bon Makino.