MACHINES GALLERY

MARTINI LANCIA LC2 
( 1985 Brands Hatch )
1/24 Scale Tamiya Tamtech Body
 1982年より始まったグループCは、かつてのプロトタイプカーの対決を再現するような素晴らしい企画としてスタートしましたが、あまりにも強力なポルシェ956-962C勢の前にジャガーが登場するまでの数年間はあの917Kを彷彿させる内容に終始しました。
しかし、その時期において華麗に挑戦したマシンがありました。それが今回製作したランチャLC2であります。
戦績で言えば、それこそ917Kと対決したフェラーリ512S並しか残せませんでしたが、その強烈なマシン個性は512S譲りでありました。ちなみにランチャのエンジンはフェラーリV6ターボであり、まさにグループC初期の対決は、917K vs 512Sの再現と言っても良いのではないかと思います。
しかし、製作にあたってポルシェ956-962Cのプラモデルはタミヤや長谷川など数社から出ているのに対して、わずか3年余りで撤退してしまったランチャのプラモデルはわずかにプロターとタミヤのタムテックのみ。モデラーズのレジンキットも今は高値でのオークションでしか見かけず、本来作りたかったル・マン仕様のマシンは自作するしかない状況でありました。
ということで、今回はスプリントタイプのマシンを作ることで自己満足するつもりであります。
タミヤタムテックボディは、元々ラジコン用のもので、ホイールアーチなどが大きめに出来ており、まずは左の写真のように(見難いですが・・・)プラバンでホイールアーチを小さく修正しました。
また、インナーホイールは、同型でありますザウバーメルセデスのプラモデルから拝借して使用し、独特のブロンズカラーに仕上げてあります。
 リアのディフューザーを他のグループCカーのものを利用し、プラバン使いコの字に作り装着してから塗装に入ります。
全て一体成型のタムテックボディの塗装はマスキングが全て。ウインドウ、リアウイング等をマスキングし、サフェーサー仕上げに入ります。
 ピュアホワイトを塗った後にマスキングを取りデカールを貼ります。
マルティニデカールはいっぺんに貼るよりは、何箇所かに分けて貼る方が失敗しないと思います。また、マークソフターは適度につけて綿棒などで柔らかく伸ばしながらボディに貼っていくことをお勧めします。
リアウイングは塗装ではなく、全てデカールを貼りました。モデラーズのブラックを切り抜いて裏表をもれなく貼っていきます。細かい部分は、アクリル塗料等で筆塗りしてカバーします。デカール貼りが終わって完全に乾いたらクリヤー塗装をして終了です。
コクピットは、タムテックにないものなので、他のグループCカープラモデルの中で適当なものを選んで使用しました。ランチャの特徴であります前面ウインドウから見える太いダクトを再現しておくと雰囲気になります。 


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(C) Photographs, Textreport by Bon Makino.