MACHINES GALLERY

Lang Cooper Driven by Charlie Hayes
( 1965 Player's 200 )
1/24 Scale Resin Body
 1965年当時のアメリカでの人気レースと言えば、「インディ500」に代表されるUSACシリーズとストックカーレース「デイトナ500」でお馴染みのNASCARシリーズではないでしょうか。ヨーロッパで盛んだったスポーツカーレースは、アメリカではあまりポピュラーなものではなかったようです。しかし、1950年代後半から60年代中盤にかけて、ヨーロッパの有名ドライバーたちやキャロル・シェルビーやダン・ガーニーに代表されるヨーロッパのF1やル・マンに参加していたアメリカンたちがフェラーリ、マセラティ、クーパーなどを持ち込み、当時草レース的な要素が強かったSCCAシリーズに挑戦しだしてからは、状況が変化、いつしかアメリカ独特のスポーツカーレースへと成長していったのでした。
後にアメリカの代表的なスポーツカーとなるコブラなども、キャロル・シェルビーが生み出したものであり、F1ドライバーを断念したジム・ホールもチャパラルを生み出しています。
今回作った車も、そんな時代の中で生まれました。クーパーシャーシを基本としたラング・クーパーは、ピーター・ブロックのデザインしたボディはとても女性的で魅惑的です。シェルビー・アメリカンのキング・コブラと同じ時代に生まれたため、目立った活躍はありませんでしたが、オレンジ色のカラーリングと伴ってたえず目立つ存在でありました。

 クリヤーボディより抜き出したこのレジンボディを作るに当たってその資料のなさに当初は困惑。それでもなんとか前後左右の写真を手に入れて製作を始めることが出来ました。
しかし、ボディ幅が65mmぐらいしかなく、とてもレース用のボディには向かないため、あくまでも観賞用として作ることにしました。
カラーリングをオレンジ、キャメルイエローなどを吹きかけたのですが、もう少しオレンジを強調したカラーにすれば良かったと反省しています。
また、ゼッケン97の数字は特殊で、作るほかはないと判断し、PCソフトで作りそれらしくしました。
インナーホイールは、他のプラモデルよりの転用です。


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(C) Photographs, textreport by Bon Makino.