MACHINES GALLERY

SCARAB Driven by A.J.Foyt
( 1964 Players 200 )
1/24 Scale Monogram Body
 1965〜66年当時、私を含めたレーシングカー熱中少年たちのほとんどが思っていたことがあります。それは、「スカラブって、カッコ悪ぃ〜」でした。マンタレィだと言う人もいるかも知れませんが・・・(私は大好きでしたが・・・)。
 どう見てもチャパラルやロータス40などと比べると少年たちの見たスカラブはカッコ悪く見えたんですね!
それから40年たった今、もう一度スカラブの通って来たヒストリーなどを洋書などを通して読み直してみると結構カッコ良く見えるんですよね!
ドライブしていたのもA.J.フォイトやウォルト・ハンスゲンなどの有名ドライバーだし、ナッソースピードウィークなどでも優勝している。
クーパーのシャーシを基本としているのは、当時の車の常。そして、ミーカムチームのカラーリングがモノグラムの箱絵と大違い!とってもカッコ良く見えるんです。
 今回は、そのモノグラムのボディを使って、A.J.フォイトが1964年カナダ・モスポートパークで開かれたプレイヤーズ200マイルレースに出場した仕様を作ってみたいと思います。モノのボディは、かなり忠実に再現されているので、最低限の改造と塗装でそれらしくすることが出来たと思っています。
 まず、開放部というところは、フロント、リア問わず全て開けていきます。その中で、新たに切り抜くのはリアの2つのUの字の穴だけでした。
コクピットはモノのシートをそのまま使いますが、全身ドライバーを使うため、ドライバー側シートとドライバー背中、お尻等をかなり削りました。
また、ライトは、実車が塗装されていましたので、クリヤーパーツを取り付けてボディと一緒に塗装しています。
A.Jのスカラブのフロントカウルウインドウ前とリアカウル上両サイドエンドにコの字型空気取り入れ口が設置されていたので、手持ちのクリヤーパーツでそれらしく装着しました。
今回実は、オリジナルのウインドウパーツがなんと真ん中より割れていたため、やむなくヒートプレスでウインドウを複製しました。

ホイールキャップは、キットに付属しているスロットカー用のインナーをフロントに、プラキット用のインナーをリアにというように使い分けて使用。

ドライバーの頭は、実車の写真を参考に、コグレタイプを使いました。
理由として、このくらいの頭の大きさでないと、コンパクトなスカラブのイメージが出ないと感じたからです。

 上から見たスカラブです。
カラーリングは、1963〜64年当時のミーカムチームカラーでありますライトブルーメタリックに白のストライブです。モデラーズのライトブルーメタリックが限りなくそのカラーに近いと思われます。

デカールは、手持ちのものを使いましたが、リアカウルサイドに書かれているTRACO Chevroletはインレタをクリヤーシートに写して使用しました。

シャーシは、さかつう製を使わないとコクピットが収まりません。
ホイール径もタイヤのハイトなどとボディとのバランスを考えて、13インチ径に相当するフロントと15インチ径に相当するリアというようにサイズを変えて装着してみました。

 作っているうちに、なんだかスカラブが好きになってきちゃいました!
今度は、1965年にウォルト・ハンスゲンが乗ったリアホイールアーチを切り抜いた改造型のスカラブも作ってみたくなってきました。


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(C) Photographs, textreport by Bon Makino.