MACHINES GALLERY

AVS SHADOW MKI Driven by George Follmer
( 1970 Mosport )
1/24 Scale Outaki Modefy
 1969年のオートスポーツ誌の表紙を飾って、センセーショナルな日本デビューをしたシャドウ。ドン・ニコルズの戦略とも言われたこのマシンが、実際にCAN-AMシリーズに登場したのは1970年のCAN-AM開幕戦でした。その間の開発には、鮒子田 寛氏も参加してリバーサイドを走ったりしていたが、果たしてマクラーレンを脅かすようなマシンになるのかどうか誰もが疑問視していました。
 デビュー戦にドライブしたのは、ベテランのジョージ・フォルマー。当時のシャドウは、ステアリングが異常に重く、ハンドリングも安定してなかったようで、乗りこなすだけで大変だったようです。事実、後半戦に登場した改良型シャドウをドライブしたヴィック・エルフォードは、レース途中で体力の限界を感じてリタイヤしています。

 しかし、私たちに与えたインパクトは強力で、なんとかこのマシンを作ってみたい衝動は30年以上たった今でも感じていました。
そこで、オオタキから発売されていた1/28スケールのAVSシャドウを使って大改造しながら1/24のシャドウを作ってみることにしました。
オオタキのボディは、以外に大きく、実車を1/24にした大きさがありましたので、そのまま使いました。ただし、メーカーの実車検証がいい加減だったため、かなりボディを改造することになりましたが、なんとか雰囲気は出せたと思っています。
特にエンジン部分とエキゾースト、リアウイング(アルミ製)、リアエンドの再現など重量的にスロットカーを走らせるのには適さない高重心となってしまい、実際走らせて見るとコーナーでは必ずコロンといってしまいました。


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(C) Photographs, textreport by Bon Makino.